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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

2月28日 阪神11R 阪急杯(G3)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 高松宮記念に向けたステップレース。グレード別定で行われるため、GIII戦ながらGIIに近い格式を持つ重要な一戦です。中京競馬場が改装されてパワーを要するようになってから、1400m戦の阪急杯との関連性がより強まったようで、最近3年の勝ち馬のうち2頭がそのまま高松宮記念も制しています。距離は違うものの、高松宮記念に向けた最重要トライアルという側面も持ちます。

1.短距離馬が中心

 スプリンターとマイラーが混在する条件ですが、高松宮記念が直近という事情もあって、本気度が高いのはスプリンターの方。良績がマイルに寄っている馬は一枚割り引いて考えるべきです。

2.開幕週ながら差しも効く

 中団差しが過去10年で5勝を挙げているように、開幕週ではありますが差し馬が充分間に合うレースです。逃げ馬も3連対していますが、ローレルゲレイロ(2回)とコパノリチャードでいずれも人気馬でしたから、人気薄の逃げ・先行馬が恵まれる可能性は高くないといえるでしょう。

3.牝馬は苦戦

 パワーを問われる阪神が舞台ということもあって、牝馬はこれまで芳しい成績を収めていません。過去10年で[0-2-3-25]ですから、主力としての扱いは難しいところです。

 ミッキーラブソングは前走京都金杯を3着。脚質に幅が出て充実一途といえる近況ですし、阪神芝1400では過去[2-1-0-0]のパーフェクト連対。適距離に戻ってさらに前進が期待できます。小牧太騎手としてはこの日で勇退する橋口弘次郎調教師への餞としたいところでしょう。

 ミッキーアイルは古馬になってから勝ち星から遠ざかっていますが、唯一連対を果たしたのが昨年のこのレース。当時より1kg軽い57kgで出走できるのもプラス材料です。ケントオーは昨秋まで最下級条件を走っていた馬ですが、一気のブレイクでトップクラスまで躍進してきました。安定した末脚には重賞でも警戒が必要です。

 ダイワマッジョーレは近走不振ですが、昨年のこのレースの勝ち馬で、このコースに替わると一変した走りを見せることがしばしばあり、侮れません。57kgで出走できるダノンシャーク、芝にも目処をつけたヒルノデイバロー、短距離路線でスピードを活かしたいレッツゴードンキが押さえ。

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