丹下日出夫の予想

丹下日出夫

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11月13日 京都11R エリザベス女王杯(G1)

  • 馬単

    1着流しマルチ

    12通り

    1着

    8

    相手

    1

    2

    3

    4

    7

    15

    各300円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    30通り

    1着

    8

    2着

    2

    相手

    1

    3

    4

    7

    15

    各100円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    30通り

    1着

    8

    2着

    1

    相手

    2

    3

    4

    7

    15

    各100円

購入:9600円(72通り)

このレースの収支

払戻:0円
収支:-9600円

丹下日出夫の見解

【GIにタッチ】タッチングスピーチが古馬女王の座を射止める。昨年のローズSでは、オークス馬ミッキークイーンを撃破。前半5F通過は58秒4―マイル通過・1分33秒0というタフな平均ラップの上に立ち、上がり33秒9という上がりで豪快に一気差し。1分45秒2という走破タイムは、ローズS史上歴代2位の好記録だった。しかし2番人気で迎えた秋華賞は、いかんせんタイトな内回りの京都2000m。馬群を捌き切れず0秒3差の6着に泣き、エリザベス女王杯も、1000m通過は1分0秒7なのに表示はミドルペース。上がり1Fのレースラップは11秒7という、難解な前残りの流れに乗り切れず3着に終わった。

 しかし、馬群を縫うようにして、ゴール前目の覚めるような末脚を駆使し猛追。ムーアも、エリザベスのみならずローズSの参考レースは見ている。追い出しのタイミングや脚色の感触はつかめているハズだ。目標はマリアライト、ターゲットは明解だ。スノーフェアリーを駈って、仰天のイン突き、直線強襲。エリザベス女王杯連覇歴も当然ワンプッシュとなる。春シーズンは、重馬場の京都記念を2着に頑張ったが、その反動か。腰背が硬くなり、大阪杯以降結果を出せなかったが、戦ってきたレースそのものも格高だった。石坂厩舎は、総体的に稽古時計は地味。だがジェンティルドンナやシンハライト然りで、牝馬の扱いは天下一品。身のこなし、フットワークも春とは別馬。まだ4歳秋、変わり身があって当然。

 対抗一番手はマリアライト。昨年6月のマーメイドS2着を契機に、オールカマーが5着、無欲の大マクリでエリザベス女王杯を奪取。続く有馬記念は0秒1差と見せ場を作り、GIIの日経賞・目黒記念では55-56キロを背負い3・2着と奮闘。そして今春、牡馬混合のGI・宝塚記念を制覇。あのブエナビスタやジェンティルドンナもなしえなかった、歴史に名を残す大仕事をやってのけた。

 今季も昨年と同様、エリザベス女王杯に向けステップレースとしてオールカマーを選んできたが、1000m通過は59秒9という澱みのないミドルラップで流れたにも関わらず、ラスト2Fめに11秒3というHラップが突如として表れる瞬発力勝負。久々の上に56キロを背負っていたぶん、ギアチェンジが遅れたが、0秒3差の5着なら叩き台とすれば上々。牝馬限定の外回り2200mなら、多少強引に外からノシをつけて向っても、もうひと脚が使えることは昨年のエリザベスで証明済みだ。しかし、1番人気を背負う女王は、型にハマったレースを求められ、脚質的にも格好の目標となってしまう。それより怖いのはひとつ歳を重ねて5歳。元々がそうだが、時計勝負になると若い馬たちに自然と道を譲ることになってしまう。

 包囲網の一角、単穴は4歳馬ミッキークイーン。GIタイトルはオークス、秋華賞の二つ。歴代2位の2分25秒0のオークスの時計も、秋華賞・1分56秒9という記録も、世代交代の根拠となりうるし、ヴィクトリアマイル・1分31秒9という好記録も能力の証明の一端。中間捻挫で順調を欠いたことは確か。いきなりの長丁場はさすがにキツいが、一週前追い切り、そして本追い切りを見て、鞍上同様、勝ち負けの手応えを感じとれた。

 4歳馬クイーンズリングも、府中牝馬Sでひと皮向けた。1分46秒6・上がり33秒5という内容は、毎日王冠と質的にも僅差だった。ヒルノマテーラは、マーメイドS2着がフロックではないことを、カシオペアSの一気差しで証明。直線一気に徹し切れる気楽さが連穴。マキシマムドパリは武豊の捌きに注目。3歳の代表は秋華賞2着のパールコードとなるが、例年の秋華賞と比べると記録的根拠がやや希薄。

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