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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

5月7日 京都11R 京都新聞杯(G2)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 日本ダービーへの優先出走権は与えられませんが、サトノラーゼン、キズナ、トーセンホマレボシと、ダービーでの好走馬がこのレースから最近4年間で3頭輩出されています。関西馬にとっては、青葉賞よりもこのレースのほうが重く扱われている節もあり、ダービーの帰趨を占う観点からも見逃せない一戦です。

1.重賞負け組より前走1着馬

 このレースでは勢いがなによりも重要で、最近5年間で前走1着だった馬が5連勝中。そのうち4頭は500万条件を勝っての臨戦でした。重賞で敗れながらも上位を賑わせた馬たちは名前が売れていることもあって人気を集めがちですが、このレースでは分の悪い戦いを強いられています。

2.マイラーでは勝てない

 マイル志向の強い馬でも能力が高ければ、1800、2000までは我慢が利きますが、2200となるとそうはいきません。過去5年の勝ち馬にはいずれも、それ以前に芝2000m以上の距離で好走実績(勝ちか重賞3着以内)がありました。2011年に1番人気を裏切ったレッドデイヴィスは、重賞を連勝中ながら2000m以上の距離は未経験でした。

3.差し一手では難しい

 直線が長い外回りコースで行われますが、過去10年間で上がり3F最速タイムをマークして勝ち切ったのは2013年のキズナただ1頭です。この時期の京都はなかなか前が止まらないので、ある程度早めに動いていける自在性が必要になります。

 カフジプリンスは3歳のこの時期に本格化していくハーツクライ産駒で、勝ち味に遅かった過去のイメージを払拭する充実ぶりを見せています。直線でブレーキを踏む場面がありながら最後突き放した新緑賞は着差以上に強い内容でした。現時点ではプリンシパルSとの両睨みとのことですが、条件的には距離が長いこちらがベター。重賞メンバーが相手でも楽しみです。

 ゼンノタヂカラオは若葉S3着のあと、はなみずき賞を勝利。立ち回りの上手さと勝負根性が武器で、馬場のいい京都に替わるのは大きなプラスになるはず。スマートオーディンは重賞2勝と実績では断然ですが、2000m以上の距離は未経験。鮮やかすぎるほどの切れ味の持ち主で、そのぶん逆に距離延長には不安を感じます。

 1勝馬ながら超良血のエルプシャフト、ルメール騎手で詰めの甘さを払拭したいブラックスピネル、直線が長いコースを得意にするマイネルラフレシア、折り合いに課題も素質上位のロイカバードまで。

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