の予想

2月7日 京都11R きさらぎ賞(G3)

  • 馬連

    1点

    4

    -

    9

    5500円

  • 馬連

    1点

    6

    -

    9

    500円

  • 馬連

    1点

    8

    -

    9

    4000円

購入:10000円(3通り)

このレースの収支

払戻:0円
収支:-10000円

の見解

 サトノダイヤモンドとロイカバードの5億円対決が見ものの今年のきさらぎ賞。一度目の高額馬対決となった京都芝2000mの新馬戦では、直線入り口で内にいたロイカバードがサトノダイヤモンドに蓋をされ、仕掛けが遅れる形で、サトノダイヤモンドに軍配が挙がりました。雨が降り続いて、時計の掛かるタフな馬場状態(同日のみやこSが不良馬場)で行われたにもかかわらず、サトノダイヤモンドとロイカバードがほぼ同じ脚色でどんどん加速したことから、少なからずともこの時点では、上位2頭の大きな力量差は感じられませんでした。直線で3着以下を置き去りにした内容から、前記2頭は桁違いの強さだったと言えるでしょう。

 当然、新馬戦で脚を余す形で2着に敗れたロイカバードは、その後、未勝利戦、福寿草特別を2連勝し、再び高額馬対決としてここで相まみえることになりました。しかし、高額馬対決の新馬戦は、ラスト2F11秒7-11秒5と、ラスト1Fで加速しているように、脚を余したのはサトノダイヤモンドとて同じ。逃げ馬がしっかりレースを引っ張って、しっかり脚を出し切った場合には、どちらが強いのかという結果は、記録としてまだ字面上にはっきりと現れてはいません。そういう意味でも、今回は見逃せない一戦となるでしょう。

 しかし、多くの場合は、蓋をされる馬よりも蓋をする馬のほうが強い(コントロール性に優れている)ことが多く、また、新馬戦はロイカバードは蓋をされたところで慌てず、騒がず、じっくりと脚を溜めたことが最後のキレに繋がったとも受け取れる内容でした。新馬戦での私の評価は、ロイカバードよりもサトノダイヤモンドのほうがやや強い程度でしたが、サトノダイヤモンドの次走500万下戦を大楽勝したことにより、サトノダイヤモンドとロイカバードにはもっと大きな能力差があるように感じます。

 よって、今回の◎はサトノダイヤモンド。この馬が制した500万下戦は、暮れの阪神最終週、稍重馬場であったこともあり、全体的に時計の掛かる馬場状態でした。そんな状況のなか新馬戦と同じように最後まで加速しながらの大楽勝。他馬が必死に2着争いをしているなかで、余裕たっぷりの走りは驚くべきものでした。サトノダイヤモンドがこの一戦でマークしたPP指数は同週に行われたホープフルSの決着指数と同等なもの。そんな高レベルの走りを余裕たっぷりにマークしてしまうあたりに恐ろしさすら感じます。ロイカバードが弱いというよりも、サトノダイヤモンドが強すぎで、クラシック路線が低レベルな年なら、「この馬がダービー馬です」と宣言してもいいくらい。今回はクラシックに向けて、どんな走りを見せてくれるのかとても楽しみです。

 ○は、昨年12月の阪神芝1800mの新馬戦を逃げ切り勝ちしたロワアブソリュー。その新馬戦では最後にやや失速気味となった点はマイナスですが、稍重馬場だったことを考慮すれば十分に優秀なものと言えるでしょう。なんと言っても、新馬戦で2馬身半差をつけた2着馬ミッキーロケットがその後順調に好成績を残していることは強調材料になります。自在にレースを運べそうな点もプラスと言えそうです。

 ▲は、2走前の未勝利戦では、2着以下に3馬身以上の差をつけて圧勝したノガロ。その未勝利戦の2着馬はダノンアローダで、この馬はサトノダイヤモンドが勝利した昨年11月京都新馬戦でロイカバードに次ぐ3着だった馬。その対戦比較から考えるとノガロは今回のメンバーに入っても引けは取らない馬だということが理解できます。前走の寒竹賞は、ややスムーズさを欠くレースぶりで、まだ底を見せたとは言えないでしょう。順調の強みを生かして上位を狙います。

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