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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

1月17日 京都11R 日経新春杯(G2)

netkeibaデスクの見解

※火曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 年明け初めて関西圏で行われる古馬の中距離重賞。今年で63回という長い伝統を誇ります。GIでバリバリ戦うにはちょっと足りない馬たちのための救済レース、という位置づけになっています。GIIではあるもののハンデ戦なので求められる実績面のハードルが低く、「格より勢い」という傾向が見られるのがひとつの特徴です。

1.4歳馬対5歳馬

 基本的には若くて勢いのある馬が優勢なレースで、過去10年では4歳馬が5勝、5歳馬が3勝を挙げています。とくに4歳馬はハンデ面で恵まれやすい傾向もあって、勝率15.6%、連対率25%と優秀な成績を収めています。

2.瞬発力勝負で軽ハンデ馬が台頭

 スローになりやすい条件で、斤量に恵まれた格下馬がしばしば穴を開けてきた歴史があります。反面、重い斤量を背負った馬は苦戦していて、57kg以上を背負った馬は過去10年で[1-0-1-12]。その大半が人気になる実績馬ということも考えあわせると、積極的には狙いづらいデータです。

3.少頭数の年は順当決着傾向

 昨年は6番人気のアドマイヤデウスと10番人気のフーラブライドでワンツー、2013年は10番人気のカポーティスターが勝利して、2009年も11番人気のテイエムプリキュアが勝利と、時折とんでもない人気薄が飛び込んでくるイメージがありますが、ここに挙げた3年はいずれも16頭以上の多頭数でのレースでした。頭数が落ち着いた年はいずれも上位人気の馬による決着になっており、大荒れする余地はそれほど大きくありません。

 シュヴァルグランは500万条件から準オープンまで一気の3連勝。いずれも完勝という内容で、昨秋以降の充実ぶりは目を見張るものがあります。3連勝がいずれも2400mですからこの距離がベスト。ヴィルシーナの半弟という素質馬がいよいよ軌道に乗ったようです。ここも通過点になってしまう可能性も低くありません。

 レーヴミストラルは金鯱賞を8着に敗れましたが、上がり3Fはメンバー中最速をマークしており、前残りの展開に泣いた印象です。2400m以上では[2-0-1-1]と、ダービーを除けばつねに好勝負に持ち込んでいますから、距離が延びるのは大歓迎でしょう。サトノノブレスは一昨年のこのレースの勝ち馬。前走の金鯱賞でも3着しているように、この路線では上位安定という存在です。58kgを背負った昨年が11着に大敗していますから、ハンデの克服が最大の課題になります。

 シャドウダンサーは準オープンは一度勝っていますし、3歳時は京都新聞杯で4着していますから、準オープン馬ながら重賞でも格下感はありません。自己条件とのダブル登録ですが、こちらに回って来るようなら要注意。アドマイヤフライトは一昨年の2着馬で昨年も3着。夏の札幌以来の久々になりますが、昨年も同様のローテで好走しており、久々はまったく苦にしません。

 プロモントーリオは一昨年の目黒記念で3着の実績がありますし、京都でも内回りながら勝ち鞍があります。前走は久々好走の反動があったようで、立て直した今回は巻き返しがありそうです。ベルーフは中山金杯をレース直前で除外になってこちらに回って来ます。折り合いの難しさがあって2400mという距離に不安を残しますが、小倉記念でも2着しているように直線が平坦なコースは合っているはず。

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