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1月10日 京都11R シンザン記念(G3)

netkeibaデスクの見解

※水曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 シンザン記念は朝日杯の直後に行われるので、年によって出走メンバーのレベルにバラつきがありますが、それでも最近の勝ち馬からジェンティルドンナ、ミッキーアイルと2頭のGI馬を輩出しています。京都外回りの芝1600mは底力が引き出されるコースであり、1月の3歳重賞としては例外的に大物の出現を期待できるレースです。

1.スピードが必要

 過去10年で逃げた馬が[3-1-0-6]の好成績。4コーナー3番手以内まで広げると[6-5-3-19]で、連対馬の過半数がこのカテゴリーから出ています。この時期の京都は芝の状態が良好なので、差しに構えるとなかなかチャンスが巡ってきません。軸には先行スピードがある馬を選びたいところです。

2.距離延長は割り引き

 前走で1600m未満の距離を使われていた馬が勝ったのは2009年のアントニオバローズが最後です。近年では一昨年のモーリスが5着。2011年のオルフェーヴルも2着と勝ち損ねています。GIを何勝もする名馬ですら苦戦しているのですから、距離延長ステップで臨む馬は割り引きが必要です。

3.朝日杯組には敬意を払おう

 前走で朝日杯を使って1秒差以内に走っていた馬は[3-1-2-15]と堅実です。朝日杯で勝ち負けした馬がシンザン記念に回ってくることは稀ですが、朝日杯は2歳戦の頂点に位置するレースですから、着順が地味でも大敗したのでなければ侮れません。

 ラルクは新馬戦をスピードの違いで逃げる形になりながら、終い3Fを34.2秒でまとめて圧勝。以降は阪神JFを自重してこの一戦に狙いを絞って調整されています。牝馬戦線の頂点を目指せる素質馬で、脚質的にもこのレースはぴったりです。

 アストラエンブレムはサウジアラビアロイヤルCを3着に敗れましたが、馬体重減が示す通り本調子を欠いていました。それでも上がり3Fはメンバー中最速でしたから、立て直してくれば巻き返しは容易でしょう。ピースマインドは初戦はリオンディーズの2着に敗れたものの、続く2戦目を6馬身差で圧勝。福寿草特別との兼登録であるように、マイル戦への対応には不安が残りますが、それでもこちらに回ってくるようならば重い扱いが必要です。

 ジュエラーはワンカラットの半妹。芝1800mの新馬戦が後方からの追い込みでしたから、今回はスピード対応が課題になりますが、素質的には通用しておかしくありません。ツーエムレジェンドは朝日杯6着といっても3着とは0.1秒差の接戦。GIIIならば前進は必至です。ヒルノマゼランは前走が楽々の逃げ切りで、2戦目に向けて上積みの余地は充分。距離延長・昇級でも侮れません。レインボーラインは千両賞の勝ち馬で、荻Sでも3着。レースセンスは非凡なものがあり、ここも大崩れは考えられません。

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