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3月27日 中京11R 高松宮記念(G1)

netkeibaデスクの見解

※火曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 春のGIシリーズの開幕を飾るのは、スプリント王決定戦高松宮記念。2012年のコース改装以降、中京芝1200mはパワーを要するコースに生まれ変わりました。以降の4年間で勝ちタイムが1分7秒台に突入したことはありません。スピードと同時にパワーも兼ね備えていないと春のスプリント王の座に就くことは難しくなっています。

1.馬体重の大きな馬が有利

 改装以降の4年間、勝ち馬の最低馬体重は482kgのカレンチャン。昨年勝ち馬のエアロヴェロシティ(524kg)、一昨年2着のスノードラゴン(510kg)、2012年2着のサンカルロ(504kg)という500kg超えの馬が好走している一方で、昨年の1番人気ストレイトガール(460kg、13着)、2番人気ダイワマッジョーレ(440kg、6着)など、比較的軽量の馬は苦戦を強いられています。

2.阪急杯組VSオーシャンS組

 コース改装以降の過去4回の連対馬8頭のうち、シルクロードSからの臨戦馬は2013年2着のドリームバレンチノだけ。香港馬のエアロヴェロシティを除けば、残りの連対馬は阪急杯かオーシャンSをステップにしていました。パワーの要求度が高くなるのと反比例して、シルクロードSの重要性が低くなっていることに注意が必要です。

3.1400実績馬が間に合う

 昨年3着のミッキーアイル、一昨年1着のコパノリチャードはいずれも前年のスワンS(芝1400m)の勝ち馬で、1200m戦への出走はこれが初めてでした。2012年の2着馬サンカルロも言わずと知れた1400の鬼で、1200m戦での連対はこれが初めて。このレースにおいては、1200m戦の実績にそれほどこだわる必要はありません。むしろ1400m以上の距離で勝ち負けできるスタミナを重視すべきです。

 アルビアーノは昨年のスワンSが完勝という内容で、マイルCSでも2着とは小差の5着。マイル路線ならば牡馬混合でもトップを争える実力馬です。前走はスプリント戦初出走で、中山の短い直線で挟まれる場面もあって5着に敗れましたが、最後の伸びは目立っており、直線が長いコースならば1200m戦にも計算の立つ内容でした。前走のダメージが残っているようで出否には不透明さが残りますが、出走に踏み切れば当然勝負懸かりということになるでしょう。

 ビッグアーサーはまだ重賞未勝利ですが、これまで重賞出走時はすべて1番人気に支持されているのですから、能力的には普通の重賞未勝利馬とはわけが違います。昨年の高松宮記念当日に1000万条件を快勝しましたが、勝ちタイムは同日の高松宮記念でも2着に相当します。パワーを要する中京ならば舞台に不足はありません。

 ミッキーアイルは昨年の3着馬ですが、今年は阪急杯の完勝でさらにパワーアップした印象すらあります。同型を捌ければ。スノードラゴンは前走が久々を感じさせない好内容で、反動がなければチャンス充分。

 差す競馬が板について本格化気配のエイシンブルズアイ、中京は2戦2勝と得意にしているウリウリ、7歳を迎えてもスピードに陰りは見られないハクサンムーンまで。

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