丹下日出夫の予想

丹下日出夫

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問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!

12月25日 中山10R 有馬記念(G1)

  • 馬単

    1着流しマルチ

    12通り

    1着

    11

    相手

    1

    2

    4

    6

    8

    14

    各300円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    30通り

    1着

    11

    2着

    1

    相手

    2

    4

    6

    8

    14

    各100円

  • 3連単

    1着2着流しマルチ

    30通り

    1着

    11

    2着

    14

    相手

    1

    2

    4

    6

    8

    各100円

購入:9600円(72通り)

結果

【馬単】
300円 × 7.7倍 = 2310円
【3連単】
100円 × 39.4倍 = 3940円

このレースの収支

払戻:6250円
収支:-3350円

丹下日出夫の見解

【ダイヤモンドはでっかい】3歳馬サトノダイヤモンドが、世代の壁を超えグランプリで頂点に立つ。本年の3歳世代の在り処は、前年のドゥラメンテ世代をさらに上回る、1分57秒9という皐月賞の記録に集約。しかし、皐月賞の上位1-3頭のうちマカヒキは、ダービーは制したものの凱旋門惨敗。皐月賞馬ディーマジェスティは菊花賞4着、JCは13着と力尽きた、世代に一瞬陰りもよぎった。

 だが残る1頭サトノダイヤモンドは、クラシック最後の菊花賞を楽勝。有馬制覇の拠り所も、その菊花賞にあり。前半1000m通過は59秒9のミドルで進んだものの、次の1000mは1分4秒5という極端な緩ペースにスローダウン。一転最後1000mはダイヤモンドの動き出しとともに一気にピッチが上がり、最後の1000mは58秒9。マラソンレースを走ってなお、11秒6―11秒5―11秒6(3Fは34秒7)という快速レースラップを、34秒1で悠々と突き抜ける度胸と脚力こそが、追い求めていた姿。

 菊花賞から有馬記念の直行組は、近年ではオルフェーヴル(菊は3分2秒8)やゴールドシップ(3分2秒9)が知られているが、当面のライバルである現4歳キタサンブラックの菊花賞の優勝タイムは3分3秒9(上がりは35秒0)。その菊を勲章にして続く有馬記念をコンマ1秒差の3着に食い下がり場内を沸かせたが、本年のダイヤモンドの菊花賞の時計とラップ内容は前年を大きく上回っている(皐月賞もダービーもダイヤモンドのほうが速い)。

 考えてみるとサトノは、前年の菊花賞馬キタサンと、性格や脚質など、ダブル部分も多いし、もちろんキタサンブラックは強敵。JCは武豊の漲る気迫と気力を背に、1コーナーすぎに単騎先頭を主張。前半1000mを1分1秒7で通過した時点で勝負あった。馬体の造りの精度や充実度もJC組のメンバーではモノが違った。ただ今回は、スンナリ先手は他も許さないだろうし、本命サトノも、2番枠を引いたゴールドアクターも、肌がひりつくほどその背中を見つめ、呼吸を確かめている。

 なんて、中山2500mの有馬記念は、道中どこかで脚を使い、3コーナー先頭という中途半端な競馬になると、道中脚をためて外一気の強襲をくらうときがある。ならばシュヴァルグラン、単調な東京の2400mより、終わってみれば中山の2500mのほうが、実は切れが通用したというシーンも十分ありえる。外目の枠が痛恨だったが、後先なしのピークに馬も仕上げた。

 ゴールドアクターは、木曜日発表では490キロ台に一気に絞ってきた。しかし自然な流れでピークを迎えた去年の有馬記念や春の日経賞時とは、デキそのものが何か微妙に違うように感じているかもしれない。

 サウンズオブアースは逆にJCがピーク。2着取りに徹したから、あの脚が使えたが、使える脚は意外にも短く、勝ちに行くと甘くなる。ミッキークイーンは、秋華賞が1分56秒9、オークスは歴代2位の2分25秒0。5歳以上の牝馬世代よりは持ち時計があり能力も高い。

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