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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

4月9日 中山11R ニュージーランドT(G2)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 NHKマイルCへのステップレースという位置づけですが、基本的には裏街道のマイル重賞で、本番に繋がらないことが多くあります。2012年の勝ち馬カレンブラックヒルのような「遅れてきた大物」はいそうでいないのがこのレース。たびたび波乱の決着が繰り返されてきました。

1.前走重賞組強し

 前走で重賞を使われていた馬が過去10年(阪神開催の2011年を含む)で7勝、最近5年間では4勝しています。この時期の3歳500万下はレベルが下がっているので、勝ちっぷりが良かったとしても昇級組はなかなかあてになりません。

2.距離短縮が好成績

 前走で芝1800mを使われていた馬が、同様の過去10年で4勝していて勝率11.8%の好成績を収めています。スプリングSなどの1800戦はクラシックを狙う馬が出走してレベルが高くなるので、そこからの臨戦馬は侮ることができません。

3.人気薄でも戦力差は少ない

 過去10年で1番人気が5勝を挙げている一方で、6、7、11、12番人気も勝利を挙げています。ずば抜けた実力馬はめったにいないので、上下の戦力差が小さい組み合わせになります。下位人気まで目配りが欠かせません。

 ハレルヤボーイはスプリングSを8着に敗れましたが、スタミナを要する流れを早めに動いてのもので、距離が長かったという印象でした。中山芝1600mは未勝利戦を勝った舞台(2着に5馬身差の圧勝)ですから、現状ではベストの条件と考えられます。強敵に揉まれた経験が適条件に戻るここでプラスに働くはずです。

 アストラエンブレムはシンザン記念4着、サウジアラビアロイヤルCでも3着と重賞でも差のない競馬を続けている実力馬です。まだビシビシ追えない弱さがあって、間隔が詰まることに不安が残りますが、実力通りなら大崩れは考えにくいところ。マディディはファルコンSでは追走に苦しみながら4着に追い込んでおり、距離延長はプラスに働くでしょう。あとは関東圏への輸送をクリアーできるか。

 カープストリーマーは安定した先行力の持ち主で、前走この条件で勝っている点も魅力。ダンツプリウスはアーリントンCの2着馬で、当コースではジュニアC勝ちもありますから、今回もしぶとさを発揮できそうです。

 レインボーラインはアーリントンCの勝ち馬ですが、牡馬としては小柄で初の輸送競馬に不安を抱えるぶん抑えまでの評価。サーブルオールは母が快速馬モンローブロンドということもあってか忙しい流れの方が性に合うようで、昇級戦でも侮れません。

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