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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

3月20日 中山11R スプリングS(G2)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 3歳牡馬のトップクラスは、皐月賞と同一条件の弥生賞に向かうのが通例で、スプリングSの注目度はどうしても低くなります。今年も「三強」が激突した弥生賞に比べてこちらは派手さには欠ける組み合わせに見えます。

 しかし、昨年の勝ち馬キタサンブラックも含めて、過去10年の勝ち馬のうち5頭がクラシック馬になっています。キタサンブラックもメイショウサムソンもスプリングSの時点では目立たない存在でしたから、今年のメンバーにも大物候補が潜んでいる可能性も否定できません。

1.先行スピードが活きる

 阪神開催の2011年を除いた過去9回で、4コーナーで3番手以内だった馬が7勝して2着4回。昨年のリアルスティールも2着に敗れているわけですから、いかに大物感があっても差し・追い込みタイプは割り引いて考えるのがセオリーです。

2.年明け初戦は苦戦

 過去10年でこのレースが年明け初戦だった馬の連対は3頭。そのうち2頭は朝日杯の勝ち馬でした。2歳戦とこの時期の3歳戦ではレースの厳しさに差が出てきますから、2歳戦以来の臨戦馬は厳しく吟味する必要があります。

3.大型馬がパワーで台頭

 一昨年は528kgという巨漢馬2頭のワンツーでしたし、昨年もまた馬体重500kgオーバーでワンツー。馬体重500kg以上で5番人気以内だった馬は、過去9回(阪神開催を除く)で勝率36.4%・連対率63.6%。凄まじいまでの好成績を残しています。

 ここはアドマイヤモラール。京成杯は離し逃げを積極的に追いかける形から粘っての4着。最後は切れ味で屈したものの、京王杯2歳Sで2着のスピード馬が中距離をこなした点に価値があります。馬体重は前走で512kg。距離短縮でパワーがより活きることでしょう。

 マウントロブソンは強い相手と当たったために未勝利脱出が遅れましたが、ここに来て2連勝。中山・小倉で連勝しているように、差し脚質ながら小回りも苦にしません。ドレッドノータスは2戦2勝の京都2歳S勝ち馬。スタートセンスの良い馬だけに、距離短縮でも不安は感じられません。

 ロードクエストはフットワークの大きな馬だけに中山芝1800mは割り引き。休み明けも不利な傾向で、今回は地力の高さでどこまで。ルメール騎手に乗り替わる素質馬ミッキーロケット、ゲート練習の効果でレース運びに幅が出たマイネルハニー、スピードが活きる条件なら重賞でも差は少ないハレルヤボーイまで。

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