馬連
流し
2通り
10
3
8
各1500円
4
7
各3500円
購入:10000円(4通り)
払戻:0円 収支:-10000円
2回中山開催は、中山記念、中山牝馬S、スプリングS、フラワーCと芝1800mの重賞が集中して行われます。中山芝1800mの傾向はワンパターンで、よほど馬場が悪化しなければ、総じて平均よりスローペース。極端にスローになれば、二度目の坂の下り(向こう上面から3コーナー)で、例えば先週の中山牝馬Sのフレイムコードのように捲くってくる馬がいて、極端にペースが落ちすぎず、速くもならずに丁度いいところで収まることが多いです。この場合の丁度いいところというのは、ほぼ能力どおりに決まるペースになるという意味です。 この舞台は、他コースで逃げ、先行して粘れなかった馬も粘ることが出来るし、差し、追い込み馬でも前を意識して動いて行くことができれば、中山記念のドゥラメンテのように勝つことが出来ます。つまり、この舞台で前残りが決まりやすくなるのは、能力が足りない逃げ、先行馬が流れ込むというよりも、これまで自分から動けない、展開に恵まれてナンボの追い込み一辺倒タイプがボロを出すのが理由と言えます。これは昨年このレースを2番手から早め先頭で勝利したキタサンブラックが、「スプリングSは、フロック」と言われながらも、フロックではなかったことを昨年の活躍が証明してくれています。 確かにこの舞台は、出来ることなら前々を意識できる強い馬を狙いたいところですが、前走・京都2歳Sを制して通算2戦2勝のドレッドノータスは、それほど高いPP指数をマークしておらず、底を見せていない未知の魅力がある反面、実は底が低い可能性もあります。また、前走のフリージア賞で逃げて圧勝したマイネルハニーは強いのですが、前走で大幅にパフォーマンスを上昇させた後の一戦でダメージが出て、自分の型の競馬が出来なかった場合に脆さを見せる可能性もあり、ここは後方からでも一番強い馬に期待することにしました。 よって、◎にはデビューから2戦2勝で新潟2歳Sを制したロードクエストを推します。この馬が新潟2歳SでマークしたPP指数は、2歳夏の時点の馬としては破格のもの。新潟2歳Sを歴代ナンバー1のPP指数での勝利でした。休養した後の復帰戦となった昨年暮れのホープフルSでは、1番人気に支持されたもののどちらかと言えば前有利の流れになったために、2着に敗れてしまいました。しかし、メンバー最速の上がり3Fをマーク出来ており、負けて強しと言える内容でした。また、休養明けで初めての芝2000mというのも、厳しい条件だったと言えるでしょう。 しかし、今回はここに向けてじっくりと調整されてきました。雨が降って馬場が悪くなった場合は、スタミナ面での不安はありましたが、日曜日は雨降りではなさそうなだけに、不安点は出遅れ癖だけと言えそうです。この舞台は、後方でじっくりと構えすぎたのでは勝てないことを騎手自身が熟知しているだけに、今回は前を意識してある程度は動いていくと見ていますが、この馬はいい脚を持続させる力があるので、そういう競馬でも通用する可能性が高いことに賭けました。先週を見る限りでは、外差しが決まりだしているので、馬場状態の後押しもありそうです。 ○は新馬戦を圧勝し、デビュー2戦目のベゴニア賞では自ら速いラップを刻んで高指数決着を作り出す快走を見せたマイネルハニー。この時点で相当な器と判断できたのですが、その後の2走は控える競馬で持ち味を出せませんでした。そのときは「いったいどうしたのかな?」という感じでしたが、前走のフリージア賞では逃げの競馬、すると2着以下を大きく離しての圧勝でした。 この馬のフリージア賞のPP指数は、先に行われた共同通信杯の決着指数と同等なもの。すでに重賞級の能力を示しています。今回のスプリングSが雨だったならば、スタミナがあるこの馬を本命にしようかと考えていましたが、どうやら日曜日は晴れの予報。出遅れ癖もある馬だけに対抗評価にしておきます。 ▲は前々走の梅花賞では土曜日の若葉Sを勝利したアドマイヤダイオウの2着に好走すると、続くつばき賞でも若葉Sで2着に好走したナムラシングンの2着と好走した実力馬ミッキーロケット。若葉Sは直線だけで上位2頭が3着以下に8馬身以上の差をつけた決着。上位2頭は相当強いと評価できる決着となりました。このことから考えてミッキーロケットも相当な能力があると推測されます。この馬もいい脚を持続させる力があるので、ある程度前が飛ばして、差し優勢の決着となれば、◎ロードクエストに迫る走りを見せてくれそうです。
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