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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

2月28日 中山11R 中山記念(G2)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 2011年のヴィクトワールピサ、一昨年のジャスタウェイと、この5年間で2頭もここから世界チャンピオンが巣立っていきました。京都記念とともに、近年急速に価値が高まっているレースです。

 とはいうものの、1番人気の連絡みは過去5年間でヴィクトワールピサの1回だけと、豪華メンバーが顔を揃えるわりにはガチガチの決着にはなっていません。今年は3世代の皐月賞馬などGI連対経験馬5頭が顔を揃えましたが、はたして順当に収まるのでしょうか。

1.格がものを言う

 一昨年は中山コースが不安視されたジャスタウェイが58kgを背負いながら圧勝。2013年に57kgで1着したナカヤマナイトも、すでに重賞を2勝していた実績馬でした。このレースでは斤量を背負っている実績馬が格の違いを見せつける決着になるのが通例です。

2.リピーターレース

 カンパニーが2勝、バランスオブゲームが2勝、ローエングリンも2勝しているように、このレースだけはめっぽう強いという馬がいます。バランスオブゲーム、ローエングリンの2勝目はいずれも6番人気でしたから、近況が冴えなくてもマークは外せません。

3.マイル実績を重視

 スタンド前発走で内回りコース使用。ほとんど一周息が入らない忙しい競馬で、マイル戦に近いラップ推移になります。一昨年のジャスタウェイもマイル重賞勝ち馬でしたし、昨年GI馬の壁を破って3着したステファノスも同様です。

 ロゴタイプは一昨年が3着で昨年が2着。このコースではスプリングS勝ちもあるようにベストの条件と言えるでしょう。目標はまだ先という馬が多い中、この馬はここが勝負という熱心な稽古を消化しています。田辺騎手との新コンビも魅力的。

 ドゥラメンテは昨年の二冠馬で、そのレースぶりからはすでに現役最強という可能性も考えられます。ただし、今回はあくまで9か月の休養明けですし、小回りの中山も本質的には不向きで、一枚割り引きます。

 リアルスティールはクラシックは無冠に終わりましたが、4歳を代表する実力馬で、距離も本来ならば1800近辺が向いています。イスラボニータは勝ち切れないものの昨秋一連のGI戦線で崩れなかったのですから立派です。ただし、去年のこのレースが5着と凡走で、本質的に小回りは得意ではないのかも。

 マイネルラクリマは長期休養明けですが仕上がりは上々。一昨年の当レースでは小差4着しており、軽視はできません。アンビシャスは小回り向きとは思えませんが、手の合うルメール騎手とのコンビ復活は魅力。フルーキーは相手なりに走る馬ですし、別定戦で斤量が軽くなる今回は大物食いが期待できます。

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