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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

1月17日 中山11R 京成杯(G3)

netkeibaデスクの見解

※火曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 皐月賞と同じコースで行われる3歳重賞。2010年にはのちのダービー馬エイシンフラッシュがこのレースを制したことがあります。また、2013年の勝ち馬フェイムゲームは古馬になってから長距離重賞を3勝、春の天皇賞でも2着しました。中山芝2000mは若い馬にとってはタフな条件なので、潜在的なスタミナの持ち主が素質を開花させる場面がしばしば見られるレースとなっています。

1.前走凡走馬の巻き返しは困難

 過去10年間、前走で3着以内を外していた馬の勝利は、一昨年のプレイアンドリアル一頭だけ。基本的には前走を勝って勢いに乗っている馬が中心になるレースです。前走1着馬は過去10年で6勝して2着5回3着6回。未勝利上がりでも2013年にフェイムゲームが勝っていますから、素質が高いと判断できれば前走の格にはとらわれる必要はありません。

2.先行押し切りは困難

 最近4年間はいずれも差し・追い込み馬によるワンツー決着となっています。頭数が落ち着いた2010年こそ先行馬によるワンツーでしたが、フルゲートに近い年は先行馬が恵まれにくいことはあきらかです。先行スピードよりもしっかりした末脚の持ち主を中心視すべきでしょう。

3.ホープフルS組に要注意

 ホープフルSは一昨年から暮れの中山のGII戦となって、豪華なメンバーが揃うようになりました。昨年の京成杯でもホープフルSから転戦した馬が2、4着に入っていますから、同一コースの格上レースとしてホープフルS組には敬意を払う必要があります。

 ウムブルフは3戦目での勝ち上がりですが、若さが残っていてレースで競馬を教えられていた側面もありました。中山にコースが替わった前走を4馬身差で圧勝しているように、スタミナが必要な中山のほうが現状は信頼度が高まります。使われながら折り合い面にも進境を見せており、重賞でメンバーが強化されても死角が少ない中心馬と考えます。

 プランスシャルマンはホープフルSでは6着に敗れましたが、昨年のホープフルSは2歳中距離戦随一といえる好メンバーでしたから、胸を張れる結果です。好位で立ち回れる器用さもこのコース向き。メートルダールは葉牡丹賞の勝ち馬。不器用さは残るもののこれまですべてのレースを鋭い脚で追い込んで来ており、まだ底を見せていない魅力があります。

 マイネルラフレシアは東京スポーツ杯を小差の3着。切れるというよりはバテずに脚を使う馬ですから、中山替わりはプラスに働く可能性が低くありません。ブレイブスマッシュはマイルのサウジアラビアロイヤルカップの勝ち馬ですが、ホープフルSでも7着と大崩れしていません。他馬より1kg重い斤量を背負うのはネックですが、コースや距離を問わないレースセンスには一目置くべきでしょう。

 ルネイションは牝馬ながら牡馬相手の芝2000m新馬を完勝。キャリア一戦ですが、同一コースの勝ち馬は侮れません。アドマイヤモラールはマイル路線からの転身ですが、折り合い面から距離延長は問題なさそう。荒削りながら素質を秘めており、この距離で新たな一面が引き出される可能性も考えられます。

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