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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

1月11日 中山11R フェアリーS(G3)

netkeibaデスクの見解

※水曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 関東圏では数少ない3歳牝馬重賞。かつては1200mとして2歳暮れに行われていて、3歳正月のマイル戦になってからは今年が8回目です。1200mよりはクラシックに直結しやすい距離のはずですが、阪神JFが終わった直後の一戦ということで、トップクラスの参戦は稀。ほぼ500万下と大差ないメンバー構成になることが通例で、力量比較が非常に困難です。くわえてトリッキーな中山コースということも難解さに拍車をかけています。

1.牝馬にとって中山マイルはタフ

 前走で1400m以下の距離を使われていた馬は過去7回で[0-1-1-30]と大苦戦しています。他場に比べて時計がかかる中山マイルは、スタミナの要求度の高い条件であり、前走で短距離戦を使われていた馬はそれだけで苦戦を免れません。

2.関西馬は苦戦傾向

 関西馬の勝利は、マイルになった初年度のジェルミナルだけ。以降は毎年人気になる馬がありながら、1番人気を裏切った馬が2頭いるなど勝ち切れていません。関西馬は遠征のハンデに加えて、中山が初コースになることがほとんど。よほどの素質の持ち主でないとなかなか勝ち負けになりません。

3.阪神JF組強し

 前走で阪神JFに使われていた馬は過去7回で[3-0-1-8]という好成績を収めています。そのほとんどの馬が阪神JFでは掲示板を外しており、2012年の勝ち馬トーセンベニザクラは10着からの巻き返しでした。阪神JFは牝馬のトップクラスが集結するレースですから、大敗直後でも侮れません。

 クードラパンは阪神JFでは13着に大敗しましたが、メジャーエンブレム以外の先行馬が全滅する流れを早めに動いてのもの。このコースでサフラン賞を勝っているように、この馬の先行スピードと器用さは中山でこそ威力を発揮します。今回は自身以外はすべて1勝馬というメンバー構成ですから、巻き返しは容易でしょう。

 リセエンヌはサウジアラビアロイヤルCを4着と好走。今回はそれ以来の久々になりますが、小柄な馬で仕上がりは早いタイプです。休み明け初戦から万全に近い勝負態勢で臨みます。関東への輸送を経験済みなのも他の関西馬にない強み。シーブリーズラブはフルーキーの半妹で、決め手の鋭い好マイラーです。立ち回りが上手で中山コースも向きそう。

 コルコバードは初戦で敗れた相手が素質馬のサプルマインドですから、2戦1勝ながら能力的には重賞でも見劣りしません。アルジャンテはディープインパクト産駒の素質馬ですが、スピードが勝った部分があるので距離延長に不安を残します。コパノマリーンは新馬戦を余裕残しの仕上げで完勝。キャリア1戦ながら中山マイルを経験しているのは強みです。ラブリーアモンの前走は牡馬の素質馬ウムブルフを負かしての初勝利でした。使われてレースを覚えることで成長しており、昇級でも見劣りません。ルミナスティアラは前々で動ける器用さがあって、なおかつバテずに脚を使います。9月以来の久々で仕上がりがカギですが、軽視できません。

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