の予想

10月15日 東京11R 府中牝馬S(G2)

  • 複勝

    1点

    11

    5000円

  • 馬連

    流し

    2通り

    11

    相手

    1

    6

    各1500円

  • 馬連

    流し

    4通り

    11

    相手

    9

    10

    12

    13

    各500円

購入:10000円(7通り)

このレースの収支

払戻:0円
収支:-10000円

の見解

 エリザベス女王杯の前哨戦らしく、休養明けの実績馬vsレースを順調に使われている上り馬や少し実績不足の馬の対戦図式となりました。こちらの予想をいつもご覧になって下さる方は、既にご存知かと思いますが、山崎の場合は、よほどの根拠がない限り、前哨戦で休養明けの実績馬は狙いません。

 なぜなら休養明けの実績馬は本気で仕上げてこないし、本番を見据えた試走のようなレースをすることもあれば、休養中に基礎能力が低下してしまっている場合もあります。さらに休養明けの実績馬は、レースを順調に使われている上り馬や少し実績不足の馬よりも人気になるので、それらを狙い続ければ馬券はマイナス収支になります。

 必ずマイナス収支になるとわかっていてそこから馬券を買うのは、自ら落とし穴に飛び込むような行為です。確かに先週の毎日王冠も京都大賞典もあっさり休養明けの実績馬が勝ちましたが、昨年のこのレースで、レースを順調に使われているノボリディアーナが11番人気で勝利したように、休養明けの実績馬とレースを順調に使われている組との勝率、連対率はほぼ五分五分でも、高配当になるのは明らかに後者です。

 よって、◎には今年の中山牝馬Sで、勝ち馬シュンドルボン、2着ルージュバックと0.1秒差のメイショウスザンナを推します。中山牝馬Sは、前半4F51秒5の超絶スローペース。メイショウスザンナは、道中、内に閉じ込められてこのまま2桁着順に惨敗しても不思議ではないパターンでしたが、前が前半で脚をタメたことで、向こう正面の下り坂で加速がついて一気にペースアップ。そこからじわりと前との着差を詰めたものの、それでも進路がなく、4コーナーで外に出して追い出されると、一気に中団まで押し上げ、ラスト1Fしぶとく粘っての3着でした。下り坂で加速がつきすぎて早仕掛けする形となったルージュバックがラスト1Fで脚を失いかけていたにしても、ラスト1Fでルージュバックとの差を詰めたメイショウスザンナの内容はなかなか優秀。

 また、休養明けの前々走・クイーンSでも内々、前々有利の馬場&展開の中で外から差してメンバー最速の上り3Fをマークしているあたりからも、なかなか強いし、休養中の基礎能力の低下はないと言えるでしょう。前走の札幌記念はタフな馬場で、本来差し馬のメイショウスザンナとしては積極的な競馬をしたために勝ち馬と1.5秒差の8着まで失速しましたが、同じような位置取りで競馬をしたヒットザターゲットに先着したこと、そのヒットザターゲットが次走・京都大賞典でもう少し上手に乗ってくれれば馬券圏内突入はあった5着に巻き返していることを考えれば、メイショウスザンナは京都大賞典よりもメンバー弱化のこのレースで通用しても不思議ないでしょう。

 ◯は、出負け癖が解消されて、逃げの手に出た東京新聞杯、阪神牝馬Sを連勝したスマートレイアー。前走のヴィクトリアマイルは、追い込み馬が上位を独占する前がとても厳しい流れでしたが、最先着の4着。これまでにヴィクトリアマイルの先行失速組のシャルールやカフェブリリアントに◎を打ってきましたが、スマートレイアーは今回が始動戦であること、本質は出負け癖のある馬であることから対抗評価としました。スタートさえ五分であれば、好着順は拾えそうですが、中途半端な仕上げだと出負けの可能性もあるのに1番人気だとリスクが高すぎます。

 ▲は、昨秋に1000万下から5連続連対で3走前のダービー卿CTでは皐月賞馬ロゴタイプやサトノアラジンなどを撃破したマジックタイム。ヴィクトリアマイルは展開が向いたわりに6着に終わり、この馬のおおよその底を見せた形となりました。しかし、今回のメンバーならば能力上位。PP指数の能力値ではスマートレイアーに次ぐものがあります。ただ、休養明けの前走・関屋記念でも前崩れの流れに恵まれ、メンバー最速の上り3Fマークとそれなりに走っているために、今回でダメージが出る可能性もあるでしょう。能力はあるけれも、二走ボケ懸念で狙い下げました。

このレースの予想一覧