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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

6月12日 東京11R エプソムC(G3)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 東京でのGI連続開催の直後に出てくるデザートのようなレース。マイル路線で頂点を争うようなトップクラスは安田記念に回るため、半ばローカルの延長線のようなメンバー構成になりがちでしたが、近年はやや様変わりしています。

 秋以降に向けてきっちり賞金を加算しておくために、まだ底を見せていない実力馬が回ってくるようになりました。最近の連対馬からは、ダークシャドウ、ダノンシャーク、ジャスタウェイ、エイシンヒカリと、のちにGIで勝ち負けする馬が出ています。マイルから中距離の頂点を目指す馬の登竜門的なレースとして、重要性が増しています。

1.4歳馬の勢いを重視

 最近6年間で4歳馬が5勝。そのうちワンツーを決めたことも4回あります。なかなかGIIIレベルを突破できないベテランよりは、勢いのある4歳馬を主力にとるのがセオリーです。

2.連勝は大荒れしない

 なんとしても賞金を加算したい馬とそうでもない馬と、上下差のある組み合わせになることが多いため、連勝レベルでは堅い決着になることが通例です。過去5年の連対馬10頭のうち9頭が4番人気以内。3着には穴馬が来ることがしばしばですから、三連系の馬券ならば穴狙いの余地があります。

3.主力はマイラーズC組

 かつては新潟大賞典から回ってくる馬が主力を形成していましたが、レースのレベルアップに伴なって重要性が低下、2010年以降は連対馬が出ていません。替わって活躍が目立つのが2010年以降で勝ち馬3頭を出しているマイラーズC組。

 アルバートドックはマイラーズCでは直線で前をカットされる場面がありながら0.4秒差5着。安田記念3着のフィエロとはハナ差ですから、直線の爆発力では一線級に入っても引けを取りません。過去に白百合S、小倉大賞典と2勝を挙げている芝1800mに替わるのはあきらかにプラスで、関東への初輸送をクリアーできれば。

 ルージュバックはマイルだとやや距離不足という馬で、それを考えればヴィクトリアマイル5着は悪くありません。54kgで出走できるのも有利で、牡馬相手でも大崩れは考えられません。ロジチャリスはメイSを勝ってのオープン入りですが、もともと2歳時から重賞級の素質を謳われていた馬でここでも格下感は感じられません。前にも行ける自在性があり、馬場の渋化も苦にしないパワーの持ち主。

 フルーキーは条件・相手関係問わずにつねに自分の力を発揮する馬です。58kgを背負わされるのはつらいところですが、4着に敗れた昨年のエプソムCよりは相手は楽になっていると思われます。各馬の力量を測る物差しになる存在。マイネルミラノは最初のコーナーまでの距離が長いコースのほうがマイペースでハナに立てるので能力を発揮しやすいようです。その意味で東京芝1800mは悪くないはずで、このメンバーでは持ち時計の比較でも優位に立ちます。強気の積極策に要注意。

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