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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

6月5日 東京11R 安田記念(G1)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 春のチャンピオンマイラー決定戦。近年のマイルGIは多頭数の混戦になることが通例でしたが、絶対王者モーリスがいる今回は様相が違います。回避馬が続出して月曜段階でフルゲート割れすることが確実で、おそらく13頭前後の頭数に落ち着きそう。安田記念の出走頭数がこれだけ少なくなるのは14頭立てだった1999年以来のことで、その年に断然の1番人気に推されたのが、モーリスの父の父・グラスワンダーでした。

1.スピードレースの傾向が強まる

 不良馬場の一昨年をのぞくと、2010年以降の当レースは1分32秒0以下のタイムで決着しています。レースの高速化に伴い、前走でより短い距離を使われていた馬の活躍が目立つようになりました。具体的には近5年で4連対の京王杯スプリングC組。

2.ベテランのリピーターが頑張る

 ショウナンマイティは5歳時と6歳時に2、3着、グランプリボスも4歳時と6歳時に2、2着。ストロングリターンも5歳で2着して6歳で勝っているように、キャリア豊富なベテランが活躍できるレースです。
 
3.京王杯は負けるが勝ち

 近年の重要ステップになっている京王杯スプリングCですが、勝ち馬が安田記念も連勝したケースは過去10年では皆無です。本番まで中2週と間隔が短いため、前哨戦で強い競馬をしてしまうと疲労が残る可能性が考えられます。前述のグラスワンダーも、京王杯は完勝しながら安田記念ではエアジハードの2着に敗れています。

 モーリスは現在国内外のマイルGIを4連勝中。この部門の絶対王者と言える存在です。前走が海外遠征だったため美浦に入厩できず、東京競馬場での滞在を余儀なくされており、調整面での不自由を強いられているのはハンデですが、昨秋のマイルCSも休み明けでの快勝だったように、この馬には絶好調は必要ありません。普通の状態であれば問題ないでしょう。

 リアルスティールもまた海外遠征帰り。この馬の場合は3月のドバイ以来の久々となりますが、前向きな気性で休み明けは苦にしません。マイル戦には今回が初挑戦になりますが、曾祖母がマイルの歴史的名牝ミエスクという血統ですから、むしろマイルはベストという可能性が小さくありません。順当ならモーリスとの一騎打ちになるでしょう。

 京王杯スプリングC組では、勝ったサトノアラジンよりも休み明けの一戦を叩かれた上積みが見込めるロサギガンティアを上に見ます。同様にマイラーズCではあえて無理をしなかったフィエロも巻き返しは必至。穴にはベテランのクラレント、ダノンシャークを狙います。

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