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5月22日 東京11R オークス(G1)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 桜花賞勝ち馬ジュエラーが骨折で離脱。まだ1番人気で4着したメジャーエンブレムがオークスではなくNHKマイルCに向かったことで、桜花賞とはかなりメンバー構成が異なるレースになりそうです。牡馬より体力的に劣る牝馬にとって、春クラシックの長丁場は厳しい道程です。毎年サバイバル戦の様相になるのが常であり、いかに余力を持ってここに臨めるかが、能力比較以上に重要なポイントになります。

1.先行馬は残れない

 どうせスローになるから先行馬の前残りを、とは誰もが考えることですが、過去10年のオークスを先行して連対したのはわずか1頭だけです。忘れな草賞やフラワーCなどの前哨戦では先行馬が有力なのですが、オークスは多少恵まれても粘り込めるような生易しいレースではありません。

2.キングカメハメハ産駒は苦戦

 キングカメハメハ産駒は過去8頭が挑戦して[1-0-0-7]。勝ったのは桜花賞1着だったアパパネだけで、その他はすべて前走より着順を落としています。この時期の牝馬にとって2400m戦は長距離と考えるべきで、キングカメハメハ産駒は想像以上に苦しい戦いを強いられています。

3.前々走チューリップ賞組に要注意

 オークスでは前走桜花賞組が強いのは周知の通りで、過去10年間で7勝を挙げています。しかしじつは侮れないのが、前々走でチューリップ賞を走っていた馬。この組も過去10年で6勝を挙げています。ゆとりを持ったローテーションで戦うのが牝馬クラシックの鉄則ですから、チューリップ賞→桜花賞→オークスがこの路線が必勝ルートと言えます。

 シンハライトは小柄ながら勝負根性の塊みたいな馬で、これまでの4戦すべて小差の競馬に持ち込んでいます。桜花賞の敗戦は一歩早く動いて目標にされたのが響いてのもので、勝っていてもまったく不思議のない競馬でした。初めての輸送競馬に不安は残りますが、ライバルが離脱した今回のメンバー構成では主役の座は譲れません。

 デンコウアンジュは昨年のアルテミスSでメジャーエンブレムを破った実績があるように、底力を問われる東京コースは大歓迎。桜花賞の大敗は直線で前が完全に塞がってのもので、参考外です。むしろその前走のチューリップ賞0.3秒差5着を評価すべきで、スムーズなら上位争いに加わってきて当然の実力馬です。

 フローラSの勝ち馬チェッキーノと桜花賞3着馬のアットザシーサイドは、このレースとの相性一息のキングカメハメハ産駒ということで一枚割引きます。とはいえ、チェッキーノは前走1着ですから距離延長でプラスがなくても馬券圏内は充分にあり得ます。

 追い込みに賭けるアドマイヤリード、レッドアヴァンセ、前走チグハグだったウインファビラスと、穴の期待も「チューリップ→桜花賞」で臨む馬たちに。

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