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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

5月15日 東京11R ヴィクトリアM(G1)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 JRAで一番新しいG1レースも今年で11回目。創設当初はコイウタやエイジアンウインズという「一発屋」が名を成したこともありましたが、最近ではすでにGIで好走歴がある名の通った馬が上位を占めるケースが多くなっています。好走のハードルが高くなり、レースの格のようなものが形成されてきたといえるでしょう。

1.ひと叩きされたGI実績馬を尊重

 昨年のストレイトガール(5番人気)、一昨年のヴィルシーナ(11番人気)、その前年のホエールキャプチャ(12番人気)はいずれも人気の盲点でしたが、「ひと叩きされたGI連対歴がある実績馬」という共通点がありました。トップクラスで勝負できる牝馬の数はそれほど多くなく、実績馬からマークを外せません。

2.高速マイルを走る準備はあるか

 昨年断然人気に支持されながら6着に敗れたヌーヴォレコルトはGIのマイル戦は桜花賞で3着、重賞でのマイル実績は時計の遅いチューリップ賞2着があるだけでした。この時期の東京コースは芝の状態が良好で高速決着になるのが常ですから、実績が中距離に偏った馬は疑ってみる必要があります。

3.牡馬混合戦からの臨戦に要注意

 昨年1着のストレイトガール、一昨年2着のメイショウマンボ、その前年1着のヴィルシーナは、いずれも前走で牡馬混合重賞を使ってからの臨戦でした。これらを含めて、過去10回中7回は前走で牡馬混合戦を走っていた馬が勝っています。

 ミッキークイーンは昨年の二冠牝馬で、牝馬限定戦ではいまだ連を外したことがありません。マイルでも3戦3連対、2度の2着は重賞でタイム差なしですから、マイルが距離不足ということはありません。手の合う浜中騎手に戻って、今回はこの馬の強い姿を見ることができそうです。

 ショウナンパンドラは昨年のJC勝ち馬。マイルでは未勝利といかにも距離不足ですが、大阪杯では早めの競馬で結果を出しており、今回は違う結果が得られそう。マジックタイムは牡馬混合のダービー卿CTの勝ち馬。持ち時計も優秀で、いまの勢いならGIでも侮れません。

 ウリウリは牡馬相手でも引けをとらないスピード馬で、牝馬限定戦に戻れば上位争いに加わっても驚けません。ウインプリメーラは相手なりに走れる馬で高速マイルも悪くありません。スマートレイアーはここまでの連勝がいずれも落ち着いた頭数でのもので、フルゲートになると成績が落ちる点が気になります。ストレイトガールは昨年の勝ち馬でGI2勝と格上の存在。叩かれての一変に要注意。

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