の予想

5月15日 東京11R ヴィクトリアM(G1)

  • 複勝

    1点

    11

    5000円

  • 馬連

    1点

    10

    -

    11

    2000円

  • 馬連

    流し

    3通り

    11

    相手

    6

    13

    15

    各1000円

購入:10000円(5通り)

このレースの収支

払戻:0円
収支:-10000円

の見解

 現在は、女性活躍推進法などで大人の女性に優しい時代ですが、競走馬界も同じ。古馬牝馬の番組がどんどん充実し、今年は1月・愛知杯、2月・京都牝馬S、3月・中山牝馬S、4月・阪神牝馬S&福島牝馬Sと月1回ペース以上で牝馬限定重賞が行われました。そして春の頂上決戦が、今年で11年目を迎えるヴィクトリアマイル。今年は、史上最多のG1馬が7頭出走という、豪華メンバー構成です。

 また、このレースは、G1史上初の3連単高配当2000万円馬券が飛び出した昨年を始め、2010年に8番人気のヒカルアマランサスが2着、2013年に12番人気のホエールキャプチャが2着、2014年に11番人気のヴィルシーナが1着するなど、波乱の連続となっています。

 波乱になる一番の理由は、一昨年のスマートレイアーや昨年のヌーヴォレコルト、ディアデラマドレなどの中距離戦を差し、追い込みで結果を出して来た馬の差し損ねによるもの。このレースは、例年Aコース→Bコース使用で前週以上に馬場が高速化することが多いこと、さらにスタミナよりも決め手を生かしたい牝馬限定戦ということもあり、ほぼスロー・平均ペースで前残りが多発しがち。

 それを象徴するかのように、このレースの過去10年では、追い込み馬が1度も3着以内に来れていません。また、差して勝ったのもオウケンサクラの大逃げで前崩れの流れとなった2011年アパパネと、ベストロケーションとブラボーデイジーの競り合いでやや速い流れになった2010年のブエナビスタのみです。

 また、前記したヒカルアマランサス、ホエールキャプチャ、ヴィルシーナの共通項が、前走、芝1400mの阪神牝馬Sで距離不足で凡退していること。つまり、もともとマイル戦以上の実績馬でありながら、前走短距離戦を使われたことで、楽に追走してこの舞台での巻き返し劇を見せています。理想的なポジションでレースを運ぶことが出来るという観点から、本質は短距離よりもマイルでこそのストレイトガールも、昨年は高松宮記念凡退からの巻き返しVでした。このレースが前が残り勝ちなレースだからこそ、今回で前目を意識できる前走短距離組が穴メーカーになるのでしょう。

 しかし、今年からは古馬牝馬重賞路線の番組改正で、阪神牝馬Sが芝1400mから芝1600mへ。よって、ここから穴を輩出する可能性が低まりました。となれば、本日土曜日の京王杯SCで明確なスローペースなのに1分19秒6の決着タイムが飛び出した超高速馬場の東京で穴メーカーとなるのは、前走高松宮記念オンリーといっても過言ではありません。

 よって、◎には昨年の桜花賞で、あれよあれよの逃げ切りを決めたレッツゴードンキを推します。桜花賞は、後続から突かれずの逃げ切りでしたが、今年も同馬を明確に突っつく馬はいないでしょう。個人的には阪神牝馬Sを芝1600mにしたことで、より前残りが強いレースになったと見ています。実際に、芝1600mの阪神牝馬Sを逃げ切り勝ちしたスマートレイアーでは普通に出していったのでは、テンが遅くてレッツゴードンキを突くのは厳しいはず。何かが突いてくるとは見ていますが、突き切れるまでの馬は見当たらないことから同馬が本命の決め手です。

 確かにレッツゴードンキは、昨年のマイルCSで6着に敗れたことで、「たいして強くないのではないか?」という疑惑が高まります。しかし、後続勢に3コーナーから負かしに来られて、ラスト4F目から11秒台の連発ではしかたがなかった部分もあるはず。PP指数的にも展開の後押しさえあれば上位入線できるレベルにはあるので、脚質が危うい実績馬よりも、脚質◎で前売り8番人気のこの馬を狙ったほうが、配当妙味も夢もあります。

 〇は、昨年の牝馬2冠馬ミッキークイーン。この馬は中距離型の差し馬で、前走の阪神牝馬Sではやっぱり序盤で置かれて、メンバー最速の上り3Fで追い上げながらも2着に敗れました。しかし、前走である程度出して前を意識した競馬ができたことは収穫。今回でも展開次第で上位に来られる可能性は十分あるでしょう。

 ▲は、昨秋に1000万下から5連続連対で前走ダービー卿CTでは皐月賞馬ロゴタイプや土曜の京王杯SCの勝ち馬サトノアラジンなどを撃破したマジックタイム。前走はサトノアラジンが休養明けだったのもありますが、ラスト1Fでマジックタイムとの差を詰めることが出来なかったことが、この馬の強さをアピールするには十分な内容でした。今回は前走のダメージが懸念されますが、あっさり通用しても不思議ない勢いと能力はあります。

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