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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

5月8日 東京11R NHKマイルC(G1)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 NHKマイルCか、日本ダービー・オークスか。距離に限界がある馬にとっては、ここが3歳春の大目標ですし、あるいはダービーへのステップとして利用する馬もいます。出走馬のレベルは年によってバラつきがあり、二桁人気の穴馬が飛び込んでくることもあれば、人気サイドでの平穏な決着もしばしば。各馬のローテーションもバラバラで、傾向がつかみにくいレースですが、それでもいくつかセオリーは確立されています。

1.距離延長は苦戦

 最近10年間では、前走で1400m以下の距離を使われていた馬の勝利は皆無で、2着が2回、3着が2回あるだけです。3歳春の短距離路線はメンバーレベルがあまり高くないので、そこで鮮やかな勝ちっぷりをしていたとしてもなかなか信頼が置けません。

2.スピードマイルへ対応できるか

 距離短縮が有利と言っても、近年のこのレースは1分33秒台の決着が通例で、年によっては32秒台に突入することもあります。過去5年間の勝ち馬のうち4頭は、それ以前に1分33秒台の時計でマイル戦を走破した実績がありました。唯一の例外のマイネルホウオウにしても、その段階での持ち時計は1分34秒1。緩いペースしか経験がない馬は疑ってみる必要があります。

3.前はなかなか止まらない

 春の府中が開幕して間もない時期に行われるため、芝の状態は良好で、前はなかなか止まりません。最近5年間のレースの上がり3Fタイムはいずれも34秒台で、昨年などは34秒2を計時しました。最近4年間で逃げ馬が2勝。差して勝つには3F33秒台を当たり前にマークできる切れ味が必要になります。

 ロードクエストは皐月賞で8着に敗れましたが、直線でいったん先頭に立つかという場面もある好内容でした。昨夏以来勝ち星から遠ざかっていますが、着実にパワーアップしており、皐月賞を使って状態もピークに近づいています。久しぶりに直線が長いコースに戻る今回は、2歳時に「怪物」と謳われたこの馬の豪快な競馬ぶりが期待できます。

 メジャーエンブレムは桜花賞ではよもやの4着に敗れましたが、展開もさることながら間隔が開いていたことや輸送の影響も少なくなかったと思います。クイーンCで1分32秒台をマークした東京コースに戻れば主力の扱いは当然でしょう。

 地味ながら勝負強く時計の裏付けもあるダンツプリウスが3番手。エクラミレネールは前走が人気薄でフロックの印象もありますが、持ち時計は上位で東京でも勝ち鞍があります。以下、速いペースで折り合えれば巻き返しの余地があるブランボヌール、マイル戦に替わるのは歓迎のブレイブスマッシュ、3連勝で挑むトウショウドラフタ。

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