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2月21日 東京11R フェブラリーS(G1)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 長らく続いていたホッコータルマエとコパノリッキーの二強体制ですが、ここに来て変化の兆しが見られるようになっています。昨秋以来、2頭が出走したダートGI(地方も含む)4戦のうち2頭が勝ったのは2戦だけ。二強の壁は以前ほど高く感じられなくなりました。

 ただし、今回のフェブラリーSには二強の壁を破ってGIを制したサンビスタ、サウンドトゥルーの姿がありません(ホッコータルマエも特別登録だけで回避予定)。確たるチャンピオンが見当たらない状況で、例年になく混戦模様のフェブラリーSになりそうです。

1.スピードと切れ味が問われる

 スタート直後が芝でゴール前直線が長いという特殊なコース。血統的な偏りも大きくて、父ノーザンダンサー系は過去10年で28頭出走して1勝2着3回、父ミスタープロスペクター系は42頭で1勝2着1回と苦戦しています。
 
2.前走GI組強し

 過去10年で前走GI組は勝率21.4%。また前走GII(大部分が東海S)組も勝率20%ですが、前走GIII組は勝率わずか2.4%。根岸S組からは毎年人気馬が出るものの、データからは非常に狙いづらいという傾向です。

3.意外と差しは届かない

 過去10年で逃げ馬が1勝、先行馬が5勝で、勝率はそれぞれ10%と13.2%。差し・追い込み馬の勝率は5.1%、2%しかありません。直線が長いといってもペースは落ち着くことが普通で、とくに差し馬を重く見る必要はありません。

 ここはコパノリッキー。自分のリズムで運べないと脆さがありますが、芝スタートで最初のコーナーまでの距離が長い東京1600は一番競馬がしやすい舞台です。東京大賞典は1.5秒差に敗れていますが、一昨年はオープン特別のフェアウェルSを1.4秒負けてからの激走だったことを思えば、巻き返しのハードルはそれほど高くありません。状態面にはまったく問題はなく、外枠をもらえれば鬼に金棒。

 ノンコノユメは東京1600で4勝を上げていますが、唯一このコースで敗れたのが昨年の2月でした。蹄に不安のある馬で空気が乾燥する冬場は得意ではないのかもしれません。一週前追い切りも案外の内容で、どこまで状態を持ってこられるか。

 ホワイトフーガは父クロフネの爆発的な破壊力をもっとも良く受け継いでいるように思います。まだ馬体的には成長の余地を残していますが、広いコースなら牡馬の一線級相手でも通用の余地があります。

 石坂厩舎+馬場幸夫オーナーの2頭では、戸崎騎手を手配したベストウォーリアを上に見るのが自然でしょう。モーニンの成長ぶりには眼を見張るものがありますが、今回はあくまでチャレンジャーの立場。東海S組からはスローに泣いて3着のロワジャルダンを最重視。破竹の4連勝で挑むスーサンジョイの勢いにも注意。

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