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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

2月7日 東京11R 東京新聞杯(G3)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 安田記念へと続く古馬マイル路線の関東における開幕戦。ここでの勝ちをステップにGIへと羽ばたいていった馬は、過去10年ではスズカフェニックス、ローレルゲレイロ。昨年の勝ち馬ヴァンセンヌも安田記念で2着しており、冬場のGIII戦ながらGIとの直結性が高い重要レースです。

 フロックでは勝てない実力優先のレースですが、しかし1番人気は過去10年でわずか2連対と不振です。過去の実績通りにはなかなか収まらない難しさがあって、過去10年で馬連万馬券が5回と、波乱の余地は小さくありません。

1.真冬の重賞で好調馬優先

 前走で掲示板を外していた馬は過去10年で勝率2.4%・連対率7.3%と不振です。勝ち馬で前走掲示板を外していた馬は2頭だけで、その両頭はいずれもGIからの臨戦でした。凡走から巻き返して勝つためには、よほど実力的に抜けた馬でないと困難ということでしょう。

2.前走京都金杯組は不振

 京都金杯からは中4週とちょうどいい間隔なので、毎年そこからの臨戦馬が多数出走しますが、過去10年で勝率2.9%・連対率11.4%と芳しい成績ではありません。京都金杯よりも東京新聞杯のほうがメンバーが強くなるのが通例であり、京都金杯組には人気ほどの信頼感がありません。

3.1回東京は馬力も必要

 1回東京はオーバーシードのDコース使用で、このコースとしてはパワーが必要な設定になっています。ディープインパクト産駒もこのレースに限っては[1-1-0-7]と、それほど信頼は置けません。過去10年でノーザンダンサー系が2勝しているように、切れ味だけではなくパワーも要求される傾向があります。

 ダッシングブレイズは早くから素質を買われていた馬ですが、ここに来て3連勝と完全に軌道に乗りました。東京マイルでは2戦2勝。阪神マイルでも3勝を挙げているように、長くて坂のある直線はこの馬にぴったりで、いまの勢いなら重賞でも差は感じられません。

 ダノンプラチナは一昨年の朝日杯の勝ち馬。国内のマイル戦では4戦無敗ですし、東京コースでも3戦3勝と完璧な成績を残しています。実力上位は歴然としていますが、昨年は春も秋も2戦ずつしかできなかったように体質面にはまだ弱さを残しており、体調をどこまで整えられるかがポイントになります。

 スマートレイアーはマイル戦では4戦2勝ですが、敗れた2戦はいずれもGIでしたから、GIIIならば軽く扱うことができません。脚質的に不器用なために多頭数競馬では勝ち味に遅くなる傾向がありますが、14頭立て以下のレースでは[5-1-1-1]と信頼性が格段に上昇します。特別登録の時点で14頭に留まった今回は大きなチャンスと言えるでしょう。

 トーセンスターダムは前走は展開不向きでしたし、また直線で寄られる場面もありましたから度外視できます。重賞2勝馬が56kgで出走できるのは有利でしょう。ダイワリベラルはマイル戦に矛を転じてから2連勝と充実一途ですが、勝ち星はすべて中山・福島のもので、東京へのコース替わりはマイナスです。

 マーティンボロは58kgを背負いますが、一昨年のサマー2000シリーズ王者で、GIIIでは格上的存在。叩き2戦目で実力馬の復活に注意が必要です。グランシルクは勝ち切れない競馬が続きますが、直線の長いコースのほうが競馬がしやすいはずで、池添騎手との新コンビで活路を見出したいところ。

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