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【菊の王道】キャリア二戦で挑んだ青葉賞は、いろんな無理が表に出てしまったか。10着に終わったアルカサル。ただ、デビュー戦の中山1800mは、スローの上がり勝負とはいえ、ラスト5Fのレースラップは11秒8―11秒9―11秒9―11秒3―11秒8。5連続で11秒台を叩き出せる馬はめったにいない。

　水仙賞は、スタート後の2F目に10秒8と踏み、5F通過は1分0秒5のミドル。ラスト4Fあたりの3-4コーナーから一気に進出し、直線2Fのレースラップは11秒3―12秒1(3Fは35秒4)、自身の上がりは34秒7(推定11秒台を3連続)。ゴール前は腰を浮かし気味の余裕さえあった。2分13秒8も、少し強引だがキタサンブラックのセントライト記念の2分13秒8と同じ。滞在競馬で心身ともにスッキリ。北海道シリーズの2600mからの飛躍は、昔から菊花賞への夏の王道路線だ。

　安房特別・現級勝ちのサブライムカイザー、白鷺特別勝ちのデンコウインパルスを相手に、まずは力試し。トウキョウタフガイは少し時計の掛かる函館が似合う。好調ケルンダッシュ、ジューヴルエールは、3連単のヒモ要員。