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　2014年以前の北九州記念のレース予想に関しては「最終追い切り場所が栗東坂路で2F24.5秒以下」にこだわって予想してきました。しかし、昨年のレース結果を見て、あらためて夏開催の小倉芝1200mを振り返ってみると『そうだったのか』と気付いたことがあります。

1着リトルゲルダ　　　　（15.3）（13.6）（12.9）（12.5）
2着メイショウイザヨイ　（15.0）（13.4）（12.6）（12.3）
3着カイシュウコロンボ　（14.8）（13.9）（13.0）（12.5）

　それが『1F目から4F目に向かって、徐々にラップが速くなり、4F目(ラスト1F)が最も速くなるラップ』を踏んでいること。上記のように、北九州記念の上位3頭はすべてこの調教パターンに該当。他に該当していた馬は、3頭を含めて、全部で11頭。18頭立てのレースで半分以上も馬券対象って多すぎ!!というご意見はごもっともですが、それで3連複73万、3連単395万なら、と考えるのは結果が出ているからでしょうか。

　そんなわけで、北九州記念に限らず、この夏の小倉芝1200mは徹底して、栗東坂路の4F目最速を狙い続けています。万馬券もちょこちょこっと当てさせてもらっているので、今年の開催でも適性の高い調教だと実感しています。

　今年の該当馬は8頭。ボックス買いでいいような気もしますが、それでは◎からの1頭軸スタイルの私の予想スタンスではなくなるので、その中から1頭を選択。過去の北九州記念で最重要視していた「2F24.5秒以下」に該当している点、前走重賞勝利の最終追い切りと同じ内容だという点から◎ベルカントを選択しました。

　前走の最終追い切りで栗東坂路の右ラチ沿いを走って「直線競馬の練習をしている」と競馬予想TV!でも発言しましたが、レースはまさにそんな展開。振り返れば、右にラチを頼った状態での好走が目立つ馬で、フィリーズレビューのレース内容なんて、まさにそれでしょう。今回の追い切りでも「右にもたれるところを修正するよりも、そのまま走らせたかった」ということで、前走時と同じように右ラチ沿いを軽快なスピードで登坂しています。枠順が真ん中より外になると不安でしたが、2枠3番ならラチ沿いを走れることは間違いなし。4F目が減速する最終追い切りで、なおかつ、ラチ沿いを走れなかった昨年とは全く違う結果が期待できそうです。

　○ビッグアーサーは追い切りを見るかぎり、不安点はありません。2F24.1秒ということで、◎と遜色ない調教条件が整っています。こちらを対抗にしたのは、初めての重賞競走を経験する点、それだけです。▲サカジロロイヤルと☆ヘニーハウンドはかなり面白い伏兵だと思います。あと、△は4F目最速の該当馬か、4F時計が51.9秒以下、それと厩舎の勝負調教(4番)、トラックでのラスト1F最速ラップ馬(18番)です。

1.サドンストーム
今回：標準坂路主体
前回：標準坂路

2.マイネルエテルネル
今回：軽目坂路
前回：馬ナリ平均坂路

3.ベルカント
今回：標準多め坂路
前回：標準多め坂路

4.バクシンテイオー
今回：軽目トラック
前回：馬ナリ平均併用

5.ビッグアーサー
今回：標準坂路
前回：標準少め坂路

6.ニザエモン
今回：標準坂路
前回：標準坂路

7.ミッキーラブソング
今回：標準坂路
前回：標準坂路

8.サカジロロイヤル
今回：標準多め坂路
前回：標準坂路

9.レオパルディナ
今回：軽目坂路
前回：軽目併用

10.サトノデプロマット
今回：馬ナリ平均トラック主体
前回：標準トラック

11.バーバラ
今回：標準併用
前回：標準坂路主体

12.メイショウツガル
今回：標準多め坂路
前回：標準多め坂路

13.ベルルミエール
今回：標準少めトラック
前回：軽目トラック

14.メイショウイザヨイ
今回：標準少め坂路
前回：標準少め坂路

15.マヤノリュウジン
今回：標準多め坂路
前回：標準多め坂路

16.ヘニーハウンド
今回：標準坂路
前回：標準少め坂路

17.ドレッドノート
今回：標準坂路
前回：標準少め坂路

18.オーミアリス
今回：馬ナリ平均トラック主体
前回：標準併用