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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

9月20日 阪神11R ローズS(G2)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 秋華賞のステップ重賞はこれひとつだけ(紫苑Sはオープン特別)なので、牝馬のトップクラスの大部分がここを復帰戦に選んで、毎年豪華メンバーで行われます。しかしそのわりには堅く収まらない傾向があります。阪神芝1800mで行われた過去8年で、6番人気以下の人気薄が1勝、2着5回、3着4回。牝馬は消長が激しいため、春の実績を鵜呑みにできない難しさがあります。

1.GI実績は過信禁物

 すでにGIタイトルを持っていた馬のこのレースにおける成績は[3-0-0-8](過去8年)。勝ったのはダイワスカーレット、ジェンティルドンナ、ヌーヴォレコルトの3頭だけで、残りはいずれも馬券圏外に沈んでいます。

2.速い上がりを使えるか

 重馬場になった2回を除くと、勝ち馬が使った上がり3Fの数字は33秒2から34秒2の間に入ります。底力よりは切れ味勝負になりやすく、春の実績馬が苦戦するひとつの原因になっています。

3.先行有利

 過去8年で4コーナーで4番手以内にいた馬が[4-0-3-29]。勝ち馬の半数がこの組から出ています。前が止まりにくい条件ですので、不器用な追い込みタイプの評価は下げて考えたいところです。

 レッツゴードンキはレース展開に恵まれたといえ桜花賞の4馬身差圧勝は並みの馬にできる芸当ではありません。距離が長すぎたオークスは凡走したものの、札幌2歳Sを見れば1800mは守備範囲。パワーを要する阪神もこの馬には合っています。

 トーセンビクトリーは今夏の上がり馬。前で競馬ができるのも強みです。シングウィズジョイはフローラSの勝ち馬で、君子蘭賞勝ちが示す通り阪神芝1800mはベスト条件のひとつ。ミッキークイーンのオークスは鮮やかでしたが、不器用さが残りますし距離も本番のほうが向くでしょう。

 ディープジュエリーは3戦3勝と底を見せていませんし、1800mの決め手勝負はお手の物。クイーンズリングはフィリーズレビューの勝ち馬ですが本来は今回の距離が向いているはず。サンクボヌールは前走小倉1800mで3F33秒9の脚を使って追い込み勝利。抽選突破なら侮れません。

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