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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

9月13日 阪神11R セントウルS(G2)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 芝1200戦としては唯一のGII戦で、なおかつ国際競走。スプリンターズSへの前哨戦という意味合いもあって、毎年豪華なメンバーが集結します。そのわりには、過去10年で1番人気が1勝しかできていない(2着4回、3着3回)ように、実績の順番通りにはすんなりとは収まらない難しい一面もあります。連単系の馬券で裏を狙う余地のあるレースです。

1.上がりが速い決着で軽量馬が台頭

 阪神芝1200mはスタートから最初のコーナーまでの距離が短いために、器用さが必要とされます。斤量を背負った実績馬のエンジンがかかった頃には、上手に立ち回った軽量馬がトップスピードに乗っている、というパターンが通例。阪神開催限定の過去9回で、斤量55kg以下の馬は[7-2-5-42]ですが、それを超えると[2-7-4-63]と、とたんに勝ちが遠くなっていることに気がつきます。3歳馬、牝馬など、斤量が軽い馬が狙い目になります。

2.新潟、小倉からの臨戦が◎

 阪神開幕週の高速決着に対応するためには、前走新潟か小倉で時計が速いレースを走っていた馬の方が有利です。こちらも阪神開催限定の過去9回で、前走新潟組は[3-0-2-13]で前走小倉組は[6-2-4-46]。勝ち馬はすべてこの二組から輩出されていることは重く見るべきでしょう。対照的に前走中京組は[0-2-0-9]、前走北海道組は[0-2-1-12]と芳しくありません。

3.夏に使われている馬がもうひと頑張り

 秋の開幕週ということで、夏場を使われた組と休養にあてていた組との比較が問題になりますが、過去10年の傾向を見ると10週以上半年未満の休み明けは[0-6-4-33]と勝ち切れていないことがわかります。夏場に使われている順調さが格の上下を凌駕してしまう、という傾向が出ています。

 リトルゲルダは昨年の勝ち馬。香港遠征以降調子を崩していましたが、アイビスサマーダッシュで速いペースを経験したことでようやく本調子を取り戻しつつあるようです。阪神芝1200mではこれまで2戦2勝。ひさびさのコンビとなる川田将雅騎手も4戦2勝と、この馬との相性は上々です。

 ストレイトガールはヴィクトリアマイルの勝ち馬ですが、香港スプリントで3着したように短距離界でも国内屈指の存在です。ただ、時計の掛かる馬場の方が持ち味が活きる傾向があり、高速決着には不安も残ります。ハクサンムーンはこのレースを過去2回使って1・2着。高速馬場のスピード勝負を好む傾向があり、GIよりもむしろここで狙いたい馬です。実績を考えると56kgは有利と言えるでしょう。

 ミッキーラブソングは1200mで素質が開花したようで、重賞の北九州記念でも5着と健闘しました。1400mですが阪神芝内回りでは2戦2勝ですから、コース替わりも歓迎でしょう。ウリウリはCBC賞の勝ち馬でここまでGIIIを2勝。実力的にはここでも上位ですが、ずっと1400m以上を使われていた馬で、時計が速い1200m戦になると不安も小さくありません。

 アースソニックはアイビスサマーダッシュの3着馬。直線の鬼という印象もありますが、阪神芝1200mは意外にもこれまでに使われたことがありません。サマースプリントシリーズ逆転を期してデムーロ騎手を手配しており、注意が必要です。ルチャドルアスールはキーンランドCを除外になって回って来ましたが、ここには徹底先行型が他には見当たりません。恵まれる可能性もあり、展開次第では上位食い込みの目も充分考えられます。

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