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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

6月14日 阪神11R マーメイドS(G3)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 牝馬重賞はほとんどが1600から1800で行われていて、2000m以上の距離で行われる古馬牝馬の重賞は、エリザベス女王杯、愛知杯とこのマーメイドSだけしかありません。

 持続力が問われる阪神内回りコース使用で、さらにはハンデ戦ということもあって、他の牝馬重賞での序列が必ずしも当てになりません。過去5年を見ても、必ず二桁人気の馬が馬券圏内に入っているように、一筋縄では収まらない非常に難解なレースです。

1.条件戦からの上がり馬>>重賞実績馬

 最近5年間で馬券圏内に入った15頭のうち、前走で条件戦を使われていた馬が6頭。オープン特別が4頭で、重賞からの臨戦が5頭という結果になっています。条件戦の内訳は準オープンが3頭、1000万下が3頭ですから、格の上下、実績の有無はほとんど関係ないことがわかります。

2.ここでもディープインパクト

 ディープインパクト産駒が出走するようになって3年で3頭が出走して2勝を挙げています(残る1頭も4着)。昨年は出走自体がありませんでしたから、出走した年は必ず勝っていることになります。牝馬重賞としては、桜花賞に匹敵するような産駒御用達レースといえるかもしれません。

3.軽量馬が激走する

 ハンデの軽い方から買っても配当的に追いつくという、最近のハンデ戦としては珍しいレースです。とくに好走が目立つのが50kgで、最近5年間で9頭走って3頭が馬券圏内に入っています。56kgで勝ち切ったマルセリーナという例外もいますが、背負わされる馬は基本的に割り引きたいところです。

 イサベルは前走で1000万下を勝ったばかりのディープインパクト産駒ですが、モノが違うと言わんばかりの圧倒的な勝ちっぷりでした。有力牝馬を次々と輩出する角居厩舎の管理馬で、ハンデ戦ならば重賞でも壁は感じられません。

 アースライズはオークス4着。3歳馬の挑戦は異例ですが、斤量面での恩恵がありますし、中間の調教を見てもオークス好走の反動は感じられません。マリアライトは牡馬相手に連勝中。長めの距離で素質が開花してきたディープインパクト産駒で、スタミナ勝負には自信があります。初の関西圏への輸送をクリアーできれば。

 リラヴァティは福島牝馬Sで2着。自分のペースで運ぶと粘り腰を発揮します。阪神コースを得意としていて、距離延長も歓迎でしょう。バウンスシャッセは昨年のオークス3着ですし、重賞2勝の実績はここでは最上位。ただ輸送競馬が良くない傾向があるのと、ハンデを背負わされるのは割引材料になります。

 パワースポットは追い込み一手ですが近走は安定感が増してきた印象です。坂コースも得意で、ハンデ戦ならば上位食い込みの期待。ウインプリメーラはこのレースと相性のいいパールSの勝ち馬。もともとチューリップ賞で2着した実績があり、重賞でも位負けはありません。立ち回りの上手さとしぶとさを活かしたいところです。

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