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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

6月6日 阪神11R 鳴尾記念(G3)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 春になったり秋になったり、1800mになったり2000mになったり。主催者の都合でコロコロ条件を変えられてきた流浪の重賞が鳴尾記念です。宝塚記念へのステップレースとしてこの時期に移動してきて今年で4回目ですが、12月に行われていた頃よりも重要性がアップしている印象があります。

 今年は特別登録こそ13頭に留まったものの、うち重賞勝ち馬が6頭という好メンバー。格付けはGIIIですが、メンバーレベルとしてはGIIに近い一戦になりそうです。

1.スピートタイプが優位

 阪神開催の開幕週ということで、芝の状態は絶好。スタミナよりもスピードを武器とする馬に有利な条件で、過去3年の連対馬6頭のうち4頭は1800m以下の短い距離から臨んだ馬でした。昨年の勝ち馬エアソミュールと2012年の勝ち馬トゥザグローリーはいずれも中山記念からの臨戦。2000m戦ですがどちらかというと1800戦に近いような感覚のレースです。

2.人気薄の先行馬に注目

 少頭数になりがちということもあって、ペースは落ち着く傾向にあります。過去3年間で必ず1頭は逃げ・先行馬が連対していますが、それらの人気は順に[2・6・9]。人気薄の逃げ・先行馬の前残りには充分な注意が必要です。

3.阪神実績は要チェック

 過去3年の勝ち馬にはいずれも距離は問わずに阪神コースで勝ち星がありました。ゴール前に急坂があってパワーを要するコースですから、相性の良し悪しが結果を大きく左右します。軸には当コース実績がある馬から選びたいところです。

 レッドデイヴィスは12月に行われていた頃の当レースの勝ち馬。それを含めて、阪神では重賞を2勝、オープン特別を1勝している阪神巧者です。長い休養から立ち直って、前走は京都記念4着と着実に上昇中。得意の阪神コースに替わるのは何よりの好材料で、この距離ならばこの馬のスピードがより活きるでしょう。

 グランデッツァは最後のひと押しが効かない馬で、最近は直線に坂がない京都競馬場が稼ぎどころになっていますが、阪神でも内回りの2000mなら粘り込みの可能性は高まります。開幕週のスピード勝負も好材料です。エアソミュールは昨年の勝ち馬。以来ずっとGIIばかり使われていましたが、今回は久々のGIII戦で相手も楽になった印象です。57kgを背負うものの主力の評価。

 メイショウナルトは毎年夏場に調子を上げる馬ですし、2000mの重賞を2勝している実績馬でもあります。近況は不振ですが、すんなり進めたときは一変がある馬です。マジェスティハーツは勝ち味に遅い現状ですが、全3勝のうち2勝を挙げているのがこの阪神コース。直線に坂があるコースのほうが持ち味が活かせます。

 ラブリーデイは今年になって重賞を2勝。春の天皇賞はさすがに距離が長かった印象で、適距離に戻る今回は巻き返しがあって当然です。アズマシャトルは2歳時にこのコースでラジオNIKKEI杯2着の実績があります。太めを叩かれた今回は一変の可能性があり、要注意。

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