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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

4月18日 阪神11R アンタレスS(G3)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 春の阪神の締めくくりを飾るダート中距離の重要レース。2011年までは京都の開幕週に行われていましたが、マイラーズカップと入れ替わる形で阪神の最終週に移りました。

 直線に坂がある阪神で行われることで、より底力が要求されるようになり、かしわ記念や帝王賞など統一グレードの大一番に向けた前哨戦として、ますます重みが増した印象です。

1.格より勢い

 前走1着馬が近10年で8勝を挙げています。最近3年で2勝を挙げている仁川Sからの臨戦馬が目立ちますが、準オープンから格上がりの馬も2勝していて、前走はなんでもありという印象。格よりも勢いを重視すべきレースです。

2.中心は4・5歳馬

 今をときめくホッコータルマエは一昨年のこのレースを4歳で勝っています。帝王賞を勝つゴルトブリッツが初重賞を飾ったのも4歳時のアンタレスSでした。季節的に「将来のスターが巣立っていくレース」という位置づけにあり、若い馬にまず注目すべきでしょう。

3.スタミナが問われて距離短縮組が浮上

 近3年の勝ち馬の前走は、仁川Sと名古屋大賞典。いずれも1900m以上のレースからの距離短縮でした。昨年は2-3着も2400mのダイオライト記念からの距離短縮組。強力メンバーで厳しい流れになってスタミナが問われるので、より長い距離からの臨戦馬に追い風が吹くようです。



 ここはマスクゾロに注目。デビュー当初は巨体を持て余し気味でしたが、ここに来てようやく本物になりつつあります。最近4戦で3勝してあっという間にオープンに駆け上がってきました。好位から鞍上の指示通り動けるレースセンスの持ち主で、好タイムで走破した前走も余力たっぷりでした。

 アスカノロマンはアルデバランSを完勝してダイオライト記念でも3着。先行してなかなか止まらないスタミナの持ち主で、長い距離からの臨戦はこのレースの好走パターンに当てはまります。アジアエクスプレスは名古屋大賞典で2着。久々を叩かれて本領発揮といきたいところですが、本質的に距離はマイル近辺が向きそうで、直線に坂がある阪神1800には不安も残ります。

 マルカプレジオはこのレースと相性のいい仁川Sの勝ち馬。堅実な差し脚で長めの距離では安定感があります。今回は距離短縮になりますが、上がりが掛かるようなら食い込みが見込めます。ナムラビクターは昨年のこのレースの勝ち馬。チャンピオンズCで2着があるように、直線に坂があるコースでの我慢比べで持ち味を発揮します。気難しさはありますが、デムーロ騎手が上手くコントロールできれば。

 ダノンバトゥーラは休み明けだった前々走ではマスクゾロの7着に敗れていますが、さらにその前走では同馬を競り負かしています。一線級とは初対戦になりますが、即通用して驚けない素質の持ち主です。ローマンレジェンドはGIでたびたび好走している強豪で、東京大賞典を勝っているように右回りのほうがスムーズです。今回は58kgを背負いますが、昨年のエルムS勝ちを含めてGIIIではこれまで3着以内を外したことがなく、地力の高さは無視できません。

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