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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

4月5日 阪神11R 大阪杯(G2)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 芝2000mで行われる数少ないGII戦で、毎年豪華メンバーが集結します。天皇賞や安田記念へ向けての叩き台としてGI実績馬が登場、春競馬本番を思わせる賑やかさになります。

 しかしながら、例年なかなかすんなりとは収まらないレースでもあります。キズナとエピファネイアの対決で注目されながら2着にトウカイパラダイスが食い込んだ昨年のように、GI実績馬同士の決着になる年の方がむしろ稀です。スターホースのネームバリューに惑わされることなく、伏兵にまで目配りが必要です。

1.阪神内回りでキレより持続力

 阪神内回りで行われるため、多くの場合ヨーイドンの瞬発力勝負ではなく、ラスト4Fの持続力勝負になります。オペラハウスやゴールドアリュールなど、どちらかと言うと「渋い」血統の馬の活躍が目立ちます。

2.高齢馬の一発に注意

 スピード勝負では若い馬が優位ですが、スタミナが要求される大阪杯ならばベテラン勢が台頭に戦えます。昨年2着のトウカイパラダイスは7歳馬、2005年の勝ち馬サンライズペガサスも7歳馬。また2010年はテイエムアンコールとゴールデンダリア、6歳馬ワンツーでした。

3.使われている格下馬が一泡吹かせる

 春の大一番に向けて、GI実績馬はここが年明け初戦になるケースが通例ですが、休み明け同士でワンツーしたケースは過去10年で皆無です。昨年2着のトウカイパラダイス、2012年1着のショウナンマイティなど、順調に使われている格下馬の食い込みに馬券的な妙味があります。

 デウスウルトは7歳にして本格化。オープン昇級後も重賞を連戦しながらまったく崩れていません。立ち回りが上手な馬で、阪神内回りに替わるのは歓迎。トップクラス相手でも使われている強みを活かせば好勝負になるでしょう。

 キズナは昨年の勝ち馬。前走は骨折明けでなおかつ前が残る流れで、3着とはいえ強い内容でした。スピルバーグは昨秋の天皇賞馬で、数を使われていないので馬はまだフレッシュ。阪神では3歳時に毎日杯3着の実績があり、輸送も問題ないでしょう。

 イスラボニータの前走は道悪と外枠に泣いた格好。良馬場ならば巻き返しは可能です。ラキシスはエリザベス女王杯の勝ち馬で、有馬記念でも見せ場たっぷり。内回り向きの器用さもあり、初戦から注目されます。

 カレンブラックヒルは中距離の先行策で新味を見出した印象。地力の高さを考えればこのメンバーでも好勝負になりそう。エアソミュールは相手なりに走れる馬で、GIIでも位負しません。阪神芝2000は鳴尾記念を勝った相性の良いコース。

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