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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

2月28日 阪神11R アーリントンC(G3)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 1回阪神・2回中山では、春のGIに向けて3歳重賞・オープン特別が毎週行われます。その第一弾がアーリントンC。

 世代のトップクラスは翌週の弥生賞・チューリップ賞に向かうため、ここはクラシックを半ば諦めた馬たちによって争われることになり、レベルは低くなる傾向があります。ここ2年間はコパノリチャード、ミッキーアイルという大本命馬が人気に応えましたが、基本的に人気は当てにならず、大荒れになることも珍しくありません。

1.パワータイプが幅を利かす

 洋芝の阪神の開幕週で、切れ味よりもパワーが要求されます。2011年は前走でダートを走っていたノーザンリバーとキョウエイバサラがワンツー。また、2009年のダブルウェッジ、2008年のダンツキッスイなど、500kgを超える大型馬の活躍も目立ちます。

2.距離延長が有利

 昨年の2・3・4着馬は前走で芝1400m戦を走っていましたが、距離延長組はその3頭だけでした。前走で短距離の速い流れを経験した馬がスピードにものを言わせて押し切るケースが目立つレースで、距離短縮組より距離延長組の期待値が高くなっています。

3.先行力を要チェック

 スタミナよりもスピードが優先されるレースなので、前向きさが重要になります。このレースを差し・追い込みで勝ったのは、過去10年でノーザンリバーとジャスタウェイの2頭だけしかいません。ノーザンリバーもその前走では先行策を採っていました。先行力の有無は要チェックです。

 ヤマカツエースはここまで6戦2勝。夏デビューで早期勝ち上がりから一息入れた前々走が馬体重プラス16kgと、一段階パワーアップしました。前走の競馬を見るかぎり距離延長も問題ないでしょう。今回は持ち味のスピードとパワーがフルに発揮できそうな舞台です。

 アルマワイオリは朝日杯の2着馬。札幌芝1500mの新馬戦を圧勝しているようにタフな洋芝が合っている印象で、57kgでも上位の評価。ナリタスターワンはこれまで2戦2勝、いずれも危なげのない競馬でした。ここを勝てばマイル路線に新星登場となるでしょう。

 ネオルミエールは朝日杯では進路が狭くなる場面がありながら4着。この路線では上位の力量を持っています。ナイトフォックスは中山に替わって2連勝。急坂のパワー勝負が向いている印象で、今の充実ぶりなら阪神でも。

 ナヴィオンは重賞ではあと一歩足りない現状ですが、56kgで出られる今回は巻き返しの余地があります。エイムハイは若竹賞では最後甘くなりましたが、得意のマイル戦に戻れば見直せます。

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