最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします
※火曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。 重賞としては今年が2回目ですが、オープン特別として開催された期間が長く、この時期の中距離戦としてファンには馴染みの深い存在です。オープン特別時代の勝ち馬にはエピファネイア、ヴィクトワールピサなど「超」のつくような名馬の名前も見られます。将来の大物中長距離馬の登竜門的なレースと言えるでしょう。 1.人気馬並び立たず 過去10年で1番人気が5勝、2着2回と高い連対率を誇ります。しかし、連勝が1-2番人気で決着したことは2005年が最後で、それ以降は4番人気以下の馬が必ず1頭は連絡みしています。重賞になった昨年も1番人気のティルナノーグが沈んで、6番人気のベルラップと2番人気のダノンメジャーで決着。小回りらしい波乱の決着が前提で、人気サイドから穴馬への流し馬券が有効です。 2.スタミナが問われる一戦 昨年1着のベルラップ、3着のシュヴァルグランはいずれもハーツクライ産駒でした。両馬はそれぞれ6・5番人気の穴馬でしたが、重賞の厳しい流れになって秘めたスタミナが開花した形です。スピードだけでは押し切れない条件なので、ハーツクライやマンハッタンカフェのように長距離戦で活躍馬を出す種牡馬の産駒が狙い目です。 3.差す準備はできているか 前走で逃げていた馬は過去10年(オープン特別時代を含む)で[1-2-2-7]ともうひとつ勝ち切れません。対照的に前走で差す形で競馬をしていた馬は[5-2-2-15]で勝率20.8%、連対率29.2%と活躍しています。安易に逃げずにきっちり差す形を経験していることが、上級レースで大きな武器になることは言うまでもありません。 アドマイヤエイカンは札幌2歳Sの勝ち馬。重賞勝ち馬が京都2歳Sに出走することはほとんど前例がありません。次走ホープフルSへの叩き台という側面はあるものの、乗り込みは入念で仕上がりに不安はなさそう。このメンバーならば力の違いを見せつけてくれるでしょう。 ロライマは阪神芝2000mの新馬戦で披露した末脚が3F推定33.7秒という圧巻の切れ味でした。デビュー戦で差す形をクリアーしているのも好印象で、瞬発力勝負になれば大勢逆転の可能性も。ケルフロイデはきんもくせい特別を完勝。母系はスタミナ豊富で距離延長は歓迎ですし、逃げ差し自在の脚質も魅力的です。 ドレッドノータスは今回と同コースの京都芝2000m新馬の勝ち馬ですが、前走が逃げての勝利だったために自分の形で競馬ができなかった時の対処には不安が残ります。ジョルジュサンクは黄菊賞を5着に敗れましたが、稍重馬場で淀みないラップを刻んでの逃げだった点は評価できます。マイペース逃げが叶えば2着に粘った紫菊賞の再現も。リスペクトアースは東京芝2000mの新馬を勝っての西下。楽なペースからの逃げ切りでしたが、メンバーの揃った一戦でしたから価値があります。巨漢馬だけに叩かれての上積みも大きいでしょう。
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