複勝
1点
8
5000円
馬連
18
1000円
6
700円
16
200円
17
100円
流し
2通り
9
10
各1500円
購入:10000円(7通り)
払戻:0円 収支:-10000円
「どのコースが一番乗りにくいですか?」と騎手に尋ねれば、真っ先に名が挙がることが多いのが、秋華賞が行われる京都内回り・芝2000mの舞台。何が難しいのかというと、1コーナーまでの距離が309mと短いために直線だけで隊列が決まらず、2コーナー過ぎまで先行争いが持ち越されることも多く、こう乗れば勝てるというデフォルトがないのが理由でしょう。 その上で基本が前と内枠が有利な高速馬場となると、控えて行けば内枠でも次々と前に入られるし、出して行けばオーバーペースに巻き込まれて失速、前にいた馬が失速して壁になり仕掛けが遅れるなどの危険性もあり、騎手の各馬全体の動きが見通せる能力と運が要求されるコースでもあります。 更にこのレースは、序盤のスローで雁行状態のまま1-2コーナーを迎えて、4コーナーの手前から加速していくようなレースになるために、外枠の追い込み馬は圧倒的に不利です。あのウォッカもこのレースで大外16番枠を引いてしまい、終始外々を回って3着に敗れました。 ロスを最小限にするとしたならば、3年前のチェリーメドゥーサのようにペースが落ちつく向こう上面でポジションを押し上げて3コーナーでは内目につけることですが、今回1番人気のオークス馬ミッキークイーンはそういう競馬で推し切れるほど強いのか? 個人的にはトップスピードはあるけれど、前に行ける脚のない一昨年のデニムアンドルビーのようになりそうな気がしています。ミッキークイーンはそれくらい致命的な枠順だと思いますが、前が崩れればギリギリ馬券圏内に食い込めるかどうかと言ったところでしょう。 このレースはとにかく、距離ロスなく立ち回れてオーバーペースにも巻き込まれない内枠の差し馬が強いので、今回の◎は過去の傾向に即した上で能力もあるけど、驚くほど人気がないホワイトエレガンスにしました。前々走で1000万下勝ちのトーセンビクトリーは、前売りで4番人気、一方のホワイトエレガンスは12番人気です。 また、秋華賞の前哨戦はローズSだけがオーバーペース扱いされ、ローズSで先行した馬たちが穴人気に支持されています。しかし、今年は紫苑Sも秋の中山開幕日でありながら、エアレーションの影響を受けて時計の掛かる馬場で行われ、逃げ馬が例年のペースでレースメイクしたために、結果としてオーバーペースでした。 ホワイトエレガンスはその流れを先行して、直線では早め先頭に立って勝ち馬と0.1秒差の2着。確かにホワイトエレガンスは、前々走で斤量50kgに恵まれた面も多少ありますが、実績上はトーセンビクトリーと互角。(例年、1000万下勝ちの実績があれば秋華賞で通用) 前走で厳しい流れを経験しているという点では、レッツゴードンキやクイーンズリングとあまり差がありません。大きく差があるのは人気だけで枠順も内から3頭目が狙える絶好枠となれば、この馬でひと儲けしたくなるのは自然でしょう。 ○はデビューから3連勝でフィリーズレビューを制して、4連勝目が期待された桜花賞ではドスローの展開に泣き、4着と善戦止まりだったクイーンズリング。前走のローズSでは、春のクラシック戦線から一転しての先行策。それもタフな流れを先行しての5着ならば、十分に評価できるでしょう。 ▲は桜花賞馬のレッツゴードンキ。今回は、鞍上の岩田騎手が、前走のローズSでは「どこまでやれるか行けるだけ行かせてみた」とコメントしたことにより、前売り3番人気まで支持されています。確かに前走のペースを考えればよく4着に粘れたと思うし、前走でしっかりと結果を出せなかったことで今回は折り合う競馬をすると見ています。そういう意味では、展開が後押ししてくれるかもしれません。しかし、この中間、いつもは楽な手応えで坂路を駆け上がれるこの馬が、なんとか坂路を駆け上がったという印象でしたので3番手評価にしました。もしかすると、前走はこの馬にとってはオーバーワークで、おつりが残っていないかもしれません。
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