最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします
※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。 この時期のダート中距離重賞は、かつては東海Sでしたが、2年前から平安Sに。GIIIなので賞金は東海Sの時に比べ減りましたが、帝王賞へのステップとなる重賞はかしわ記念以外にはこのレースしかないので、ダート中距離のトップクラスが集結して豪華メンバーになる傾向に変化はありません。 1.厳しい流れでも先行馬が頑張れる 坂の阪神から直線平坦の京都に替わって、先行有利がこのレースのセオリーです。アンタレスSの再戦になるのが通例ですが、アンタレスSで先行して最先着した一昨年のニホンピロアワーズは1着したのに対して、差し・捲りで最先着した昨年のナムラビクターは5着と、対照的な成績に終わっています。 2.芝も得意な種牡馬の産駒 直線に坂がない京都では、パワーよりもキレが要求される傾向があります。昨年7番人気で2着したソロルはシンボリクリスエス産駒、一昨年8番人気で2着したナイスミーチューはキングカメハメハ産駒。東海Sの時代ですが、ステイゴールド産駒のシルクメビウスが勝ったこともありますし、その時10番人気で3着したのはマヤノトップガン産駒のアルトップランでした。芝でも活躍馬を送り出す種牡馬の産駒の好走が目立ちます。 3.差し・追い込みは人気薄を このコースで勝ちに行くためには早めの競馬がセオリーですが、2着・3着には腹を括って追い込みに賭ける馬が飛び込んで来やすいコースでもあります。昨年2着のソロル、一昨年2着のナイスミーチューがこのパターン。東海S当時も、2012年3着のサイレントメロディが11番人気でしたから、このコースではお馴染みの穴パターンだと言えます。 ニホンピロアワーズは2012年のJCDの勝ち馬。近走のJRAのレースでは大きな着順が並んでいますが、いずれも中京コースでのもの。左回りと坂コースが苦手な馬なので、この結果には酌量の余地があります。京都は[4-4-2-1]と大の得意にしていて、とくに1コーナーまでの距離が長くハナを奪いやすいこのコースではこれまで[1-1-0-0]。休み明けでも京都なら地力の違いを見せつける可能性は少なくありません。 ダノンバトゥーラは重賞初挑戦だったアンタレスSで4着に好走。京都はこれまで3戦全勝という得意コースですから、前走以上の走りを期待できます。クリノスターオーは京都では4勝を挙げていて昨年の勝ち馬でもあります。立て続けに好走する傾向があり、前走を勝って気分よく臨む今回は主力の扱いが当然です。 アジアエクスプレスは名古屋大賞典、アンタレスSを連続2着。終いが甘くなる傾向があるので、距離の延長はプラスではありません。サウンドトゥルーは3歳時以来の重賞挑戦ですが、これまでほとんどのレースで最速上がりをマークしている末脚自慢で、京都コースでは不気味な存在です。 ソロルは昨年の2着馬。同じコースのアルデバランSでは57.5kgを背負いながら3着しており、56kgで出走できる今回はチャンス充分です。ローマンレジェンドは近走は行きっぷりが悪くなっているので、距離延長は歓迎材料。京都も4勝を挙げている得意コースです。
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