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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

5月9日 京都11R 京都新聞杯(G2)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 日本ダービーへの優先出走権は与えられませんが、キズナ、トーセンホマレボシと、ダービーでの好走馬がこのレースから最近3年間で2頭輩出されています。関西馬にとっては、青葉賞よりもこのレースのほうが重く扱われている節もあり、ダービーの帰趨を占う観点からも見逃せない一戦です。

1.重賞負け組より前走1着馬

 皐月賞や皐月賞トライアルに敗れてきた馬が幅を利かせていた時期もありましたが、最近4年間は前走で1着だった馬が4連勝中。毎日杯を勝って断然人気に支持されたキズナはともかく、トーセンホマレボシは500万条件を勝ったばかりで5番人気でしたし、他の2頭も条件特別を勝って3番人気。格下に見られても勢いのある馬の挑戦には敬意を払うべきです。

2.ディープインパクト産駒御用達

 2012年のこのレースでは、ディープインパクト産駒が1-4着を独占したことがありました。一昨年はキズナが圧勝、昨年も5番人気のガリバルディが3着するなど、このレースとは好相性を示しています。ディープインパクト産駒は人気薄でも邪険に扱うことができません。

3.決め手勝負で切れ味が問われる

 前半はスローに流れることがほとんどで、上がり3Fの決め手で上位の数字をマークした馬がそのまま上位に入着するパターンが大半です。昨年の勝ち馬ハギノハイブリッドは前走の新緑賞で上がり1位。一昨年の勝ち馬キズナは当然として、9番人気で2着したペプチドアマゾンも前走のあずさ賞で上がり1位をマークしていました。前走上がり1位には要注意です。

 サトノラーゼンは強い相手とばかり当たっていて出世が遅れましたが、これまでどんなコースでも3着以内を外したことがありません。前走のはなみずき賞ではこれまでの勝ち味の遅さが嘘のように2馬身差の快勝、素質馬がようやく軌道に乗った印象です。立ち回りが上手で切れる脚も備えたディープインパクト産駒。トーセンホマレボシ的なブレイクが期待できます。

 ポルトドートウィユは若葉Sでは位置取りが悪く4着に敗れましたが、きさらぎ賞2着など世代の先頭を歩んだ実力は、ここに入れば一枚上という存在です。直線が長いコースに替わるのもプラスでしょう。ロードクロムウェルは前走でデビュー勝ちを飾ったばかりの「遅れてきた大物」。遊びながら走っての勝利で馬体も余裕残しでしたから、相手強化になる不安よりも楽しみのほうが大きい一頭です。

 グリュイエールは折り合い面に難点を抱えていますが、京都2000mではレコード勝ちした実績があり、高速馬場に替わっての一変があるかもしれません。アルバードドックは毎日杯で4着に敗れましたが、ゆきやなぎ賞勝ちがあるように距離が延びたほうがいい馬で、今回は馬券圏内突入が期待できます。

 スピリッツミノルは皐月賞では展開が厳しく自分の形に持ち込めませんでした。スローペース濃厚のここで単騎逃げが叶うならば軽く扱えません。トーセンバジルは弥生賞では5着に敗れましたが、3着との着差はわずかでした。いままで小回りを使われることがほとんどでしたが、ゆったり構えられる条件で本領発揮となるかもしれません。

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