馬連
流し
4通り
1
4
8
9
10
各1300円
2
13
14
15
各1200円
購入:10000円(8通り)
払戻:72720円 収支:+62720円
今週は最強ステイヤー決定戦の天皇賞(春)が行われます。3連覇がかかるフェノーメノは、残念ながら回避してしまいましたが、3連敗するかもしれないゴールドシップがアクシデントを乗り越えて出走してきます。3度目の挑戦――クラシック2冠馬、宝塚記念2連覇というれっきとしたG1馬でありながら、このレースでは挑戦者の立場。ほとんどの陣営は満を持して、宝塚記念一本に絞りたがるのに、あえてここにも挑んでくる泥臭さに好感が持てます。 さて、天皇賞(春)は、どういうレースなのか? それはゴールドシップの2度の敗戦が教えてくれます。京都が高速馬場である以上は、平均的な流れでもレースが動き出すのは2週目の3コーナーで、そこである程度前目の位置を確保しないと勝つには厳しいものがあります。3コーナーから動いてスピードが乗れば4コーナーでがっつり外に膨らむし、追い出しを遅らせて4コーナーから仕掛ければ前を捕らえ切れません。大レースでは追い込み馬のあのディープインパクトでさえも、2週目の3コーナーでは、2列目の4番手にいました。スタートで後手からスピードを持続させて、ポジションの押し上げに成功したから圧勝することが出来たのです。 つまり、3コーナーである程度の前目の位置を取ることが、天皇賞(春)で要求される能力です。そのことを熟知しているからこそ、ディープインパクトも阪神大賞典で脚質転換を図ったし、今年の阪神大賞典でもゴールドシップが脚質転換を図りました。この場合の脚質転換とは、捲くり馬になるということです。今年の阪神大賞典は小頭数でしたので、競馬新聞の通過順位だけではわからないかもしれませんが、ゴールドシップは確実にそういうレースをしています。逆にキズナは距離が短い大阪杯を使ったこともあり、狙ったはずの脚質転換は中途半端に終わりました。位置取りを下げすぎないようにレースを進めたのはいいとしても、4コーナーまでに理想的にポジションを押し上げ切れなったという結果です。 よって、キズナは大阪杯が行われるまでは天皇賞(春)の本命馬として視野には入れていたものの、大阪杯の脚質転換が中途半端だったので中途半端な印しか打てません。◎は脚質転換に成功したという意味では、近2年とでは状況が違うゴールドシップです。前記したように、クラシック2冠馬、宝塚記念2連覇という実績はここで申し分なし。 唯一の心配は、この馬は激走すると、その次走で出遅れる…ときにやばいほど出遅れる傾向にあるということでしょう。昨年の宝塚記念を勝った後の札幌記念でも、結果は展開的にオーライでしたが、大出遅れをやらかしたのは事実です。しかし、今回でやばいほど出遅れなければ、1番枠を利したロスの少ない立ち回りで3コーナーの2列目、3列目が狙えると見て、本命としました。1番枠からサクラローレルを勝利へと導いた、長距離戦が滅法得意の天皇賞(春)男の横山典騎手の手腕に期待します。サクラローレル同様に脚はそれほど速くなくとも、いい脚を持続させるスタミナはあるので、ああいう騎乗をしてもらいたいです。 ○は昨秋のアルゼンチン共和国杯で、次走ステイヤーズSを完勝するデスペラードが失速する流れを先行して2着に粘ったクリールカイザー。アルゼンチン共和国杯のレース内容には、驚異的なスタミナを感じました。その後、AJCCを勝利したように完全に本格化を迎えています。 前走の日経賞は1番枠から横山典騎手騎乗のフラガラッハが想定外の逃げをしたために、マイペースの競馬が出来ずに大敗してしまいましたが、今回に向けての叩き台と考えれば悪い内容ではありませんでした。今回は逃げるスズカデヴィアスを見ながら、揉まれない2番手からスタミナを生かしきるレースが出来そうです。日経賞10着からの巻き返しと言えば2007年のエリモエクスパイアを思い出します。 ▲は今年に入って中山金杯、京都記念を連勝したように本格化を感じさせるラブリーデイ。前走の阪神大賞典は自身にとって初距離でありながらタフな流れを先行したために失速してしまいました。あのような競馬をした経験は次走のスタミナ面を大きく磨きます。よって、今回は脚を溜めれば距離自体は持つようになるはずです。 もともと昨年は芝2400mのメトロポリタンSを好位から抜け出して快勝しているように、スタミナを潜在的に持ち合わせている馬です。今回は先行勢の直後から脚を溜めて抜け出してくる可能性が十分ありそうです。
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