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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

1月18日 京都11R 日経新春杯(G2)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください

 年明け初めて関西圏で行われる古馬の中距離重賞。今年で62回という長い伝統を誇ります。

 基本的には、GIでバリバリ戦うにはちょっと足りない馬たちのための救済レース、という位置づけになります。GIIではあるもののハンデ戦なので求められる実績面のハードルが低くく、「格より勢い」という傾向が見られるのがひとつの特徴です。

1.前走大敗馬の巻き返しは難しい

 最近5年間の連対馬10頭のうち9頭までは前走でも馬券圏内に好走していました。唯一の例外は2011年1着馬のルーラーシップですが、この馬の前走は有馬記念で0.4秒差6着でしたから、それほど悪い内容ではありません。数少ない好調馬の勢いを重視すべき、というデータです。

2.4歳馬対5歳馬

 若い馬が優勢で、最近5年間の連対馬10頭のうち6頭が4歳馬で4頭が5歳馬です。高齢馬は過去の実績が重いハンデとなって足を引っ張られる傾向があり、成績が芳しくありません。

3.瞬発力勝負で軽ハンデ馬が台頭

 スローになりやすい条件で、斤量に恵まれた格下馬がしばしば穴を開けてきた歴史があります。一昨年の勝ち馬カポーティスターは1000万条件からの臨戦で52kg。また、去年の3着馬フーラブライドのように、牝馬の活躍が目立つレースでもあります。

 トウシンモンステラは前走準オープンを勝ったばかりですが、早めに動いていってそれまでの詰めの甘さを払拭するような内容でした、相手なりに走れる馬で、54kgならば重賞でも差はないはずです。

 サトノノブレスは昨年のこのレースの勝ち馬。有馬記念は位置取りが悪く11着に敗れましたが、勝ち馬とは0.6秒差で内容としては悪くありません。昨年より3kg重い58kgのハンデを克服できるか。ホーカーテンペストはこのレースと好相性のオリオンSの勝ち馬。直線の坂上で3馬身突き放す圧巻の内容でした。現状の勢いは軽く扱えません。

 タマモベストプレイは京都大賞典の2着馬。ジャパンカップは大敗しましたが、直線に坂がないコースではなかなか止まらないしぶとさの持ち主です。コウエイオトメは昨年の当レースの4着馬で、エリザベス女王杯でも小差の7着しているようにこのコースを得意としています。

 アドマイヤデウスは昨年のダービー以来ですが、スタミナ豊富で今後の中距離戦線での活躍が期待される有望株。ラングレーは賞金的に除外対象ですが、前走1000万条件勝ちは一昨年のカポーティスターと同じパターンで、出走が叶えばチャンスは充分と見ます。

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