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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

3月21日 中京11R ファルコンS(G3)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 かつては3歳戦唯一のスプリント重賞でしたが、2012年の中京競馬場改装ととともに距離が1400mに延長されたことで位置づけが大きく変化しました。NHKマイルCへの前哨戦としての重要性が増したのと同時に、アーリントンCとの関連性も強くなって、よりマイラー適性が強く求められるようになっています。

 ただし、マイル戦ほどは速い上がりは求められないので、狙い目としては「マイル戦で上がり負けしていたジリっぽい馬の巻き返し」が有効になるでしょう。昨年の勝ち馬はダービー4着のタガノグランパで、2012年の勝ち馬はみやこS勝ち馬のブライトライン。ジャンルはともかく「出世レース」としての側面があることも見逃せません。

1.差し・追い込みが優勢

 過去3年間で先行して3着以内した馬は1頭だけ。差し・追い込み馬が圧倒的に有利なレースです。スピードを武器にした先行タイプには厳しい戦いが待っています。折り合いがつく差し馬を狙いましょう。

2.アーリントンCを差して届かずが◎

 アーリントンCは阪神開幕週で行われて先行有利の重賞です。そこで差して見せ場があった馬ならばファルコンSでは主軸候補になります。アーリントンCをステップにした馬が過去3年で2勝。また、シンザン記念や朝日杯から臨戦した馬の好走も目立つように、マイル戦からの短縮ステップが優位に立ちます。

3.クロッカスS組は不振

 対照的に不振なのがクロッカスS組。同じ左回りの1400m戦ということで人気になる馬も少なくありませんが、ここをステップに馬券圏内に入った馬は過去3年でまだ一頭もいません。東京の切れ味勝負とは求められる適性も異なるようです。

 ヤマカツエースはアーリントンCでは外を回って差し遅れる形の6着ですが、勝ち馬とは0.2秒差。今回に向けていいステップを踏めたと言えるでしょう。1400mには勝ち鞍もあり、重賞制覇のチャンス充分。フミノムーンは今回と同コースのなずな賞を2馬身半差で完勝。差し脚質も当レース向きです。

 ケツァルテナンゴは2歳夏以来勝ちから遠ざかっていますが、GI以外は大きく離されていませんし、オープン勝ちの実績がある中京に変わる今回は要注意。ブリクストは新潟2歳S5着など強いメンバーと戦っていて、世代上位の実力を持っています。左回りの1400mはベスト条件。

 ビヨンジオールは中山1200mで2連勝中ですが、東京や中京でも好走歴があり、距離延長も歓迎。タガノアザガルは万両賞の勝ち馬で、当コースにも勝ち鞍があります。レンイングランドはシンザン記念があわやという接戦の5着。ダートとはいえ中京でも勝ち鞍があり、パワーとしぶとさから目が離せません。

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