問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!
馬単
1着流しマルチ
12通り
13
4
6
7
9
12
15
各300円
3連単
1着2着流しマルチ
30通り
各100円
購入:9600円(72通り)
払戻:0円 収支:-9600円
【ルージュの伝言】有馬記念は、過去十年半数近くの連対馬が3歳馬。グランプリは、世代のせめぎ合いと交代のGIでもある。ならば次代を担う3歳牝馬ルージュバック。体調が整い切れず、尖った原石のまま、3歳クラシックを戦わざるを得なかったが、エリザべス女王杯をひと叩き。有馬記念を迎え、馬体の張りと動きが急激な上昇曲線を描いている。ひも解けば、新潟1800mの新馬戦の上がりは32秒8。続く東京2000mの百日草特別を2分0秒8という仰天のレコードで圧勝。順調ならダービー参戦も考えた、牡馬も交えた世代きっての好素材。桜花賞前の、牡馬混合のきさらぎ賞遠征は、遠くダービーも視野に入れた両にらみだったのかもしれない。 ただ、きさらぎ賞は能力だけで押し切ったが、馬体が小じんまりと映り、二度目の関西遠征・桜花賞は明らかに体調不良。続くオークスも、馬体を戻すことがまず先決。だましだましの仕上げで、なんとか馬体を戻したものの、1番人気に支持され、押し出されるように直線半ばでは先頭。勝ち馬の格好の目標となり2着に敗れたが、オークスの決着タイムは歴代2位。7-8分の造りで2分25秒1で走ったことにむしろ驚かされた。秋は結局、エリザベス女王杯をぶっつけというローテーションとなってしまったが、上がり3F・12秒0-12秒6-11秒7という、出入りの激しいミドルラップを、大外一気にコンマ1秒差の4着。一瞬突き抜けるかに思えた脚色に、改めて資質の高さを再認識。実戦を一度経験したことで、馬体の張りもフォームも、ダイナミックに大きく一変。53キロという斤量も込みで、すべてが好転している。ちなみに3歳牡馬は、ルージュバックの百日草を超える記録なり勝ち時計は、皐月・ダービー二冠のドゥラメンテ以外、同馬に比較対抗しうる記録を持ちえていない。3歳世代を狙うなら牝馬だ。 撃ち破るべき壁は5歳馬ラブリーデイ。1番人気を背負った東京2400mのJCは、微妙に直線が長く、気持ち仕掛け早いのを承知で動かざるを得ず、最後の100mで脚色が鈍ってしまったが、コーナーごとに息の入る中山2500mなら距離も気にならない。思い返せば本年重賞6勝の起点は、中山金杯のレコード勝ちだった。漆黒の毛艶も依然保たれている。 単穴はリアファル。ダート→芝転向という変わり種だが、夏の中京マレーシアCを契機に神戸新聞杯を逃げ切り勝ち。1番人気を背負って挑んだ菊花賞は、蓋を開けてみれば17番枠。前半1000m通過は1分0秒2という平均ラップで進んだものの、ラスト1000mから急展開。12秒0-11秒9-11秒6-12秒2-11秒6(5Fは59秒3)という激流を、引っかかり気味に一旦は先頭。ルメールをもってしても外枠が痛すぎた。中盤の1000-2000mが緩ペースで展開したため、決着タイムは3分3秒9と一見平凡ながら、3-4コーナー近辺の、ラスト3F目の「11秒6」というラップもまた、今年の菊花賞の激しさを物語っている。結果的に好位のポケットで脚をため、インを上手くすくったキタサンブラックに菊の大輪は微笑んだが、勝ち馬とはクビ・2分の1馬身差。コースロスを差し引きすればリアファルの内容は五分以上といっていい。内外の枠順の差でGIを取り逃がした「飢餓感」というか。陣営や鞍上の心構えが微妙な差となって現れるのが勝負事だ。 ゴールドシップの印を打つとしたら、最後もやっぱり惑星が似合う。天皇賞のパドックは、なるほど猛獣感が薄くなり、毛色も白さを増し瞳も黒目がちだった。それはゴールドシップらしくないという人もいるが、馬体の造りそのものは何も損なっていなかった。JCも直線手前の動き出しはスムーズ、33秒台の脚が使えないだけで最後もバテてはいなかった。中山は春の天皇賞のように、早め仕掛けを望む声もあるが、皐月賞も3歳の有馬記念も、実は直線一気に2分31秒9(上がりは34秒9)。ゴールドシップは、先行策だけ語ることはできない、勝つときはみんながイメージする像を覆すからこそゴールドシップなのだ。ま、33秒台の高速ラップだけは確かに苦手だが、34秒台の上がりになれば普通に勝負になる。 サウンズオブアースは、JCはスタートで後手。道中接触するロスも影響し、ラスト1Fのところで脚色が鈍ってしまったが、見どころはいっぱい。JCの中でも馬体の造りは3本の指に入るほど。5着に敗れたが、中山2500mの日経賞では上がり34秒0の末脚を繰り出している。GI相手は確かに厳しいが、ゴールドアクターとアルバートは、とにかくデキがいい。
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