の予想

10月4日 中山11R スプリンターズS(G1)

  • 馬連

    1点

    2

    -

    7

    3000円

  • 馬連

    1点

    7

    -

    12

    2500円

  • 馬連

    1点

    7

    -

    13

    1500円

  • 馬連

    流し

    2通り

    7

    相手

    1

    4

    各1000円

  • 馬連

    流し

    2通り

    7

    相手

    15

    16

    各500円

購入:10000円(7通り)

このレースの収支

払戻:0円
収支:-10000円

の見解

 いよいよ秋のG1・スプリンターズSが開幕。かつてのスプリンターズSは、“電撃の”という修飾語が相応しい、前半からガリガリやりあうようなスプリント戦でしたが、近年は一昨年の高松宮記念で前半3F34秒3-後半3F33秒8という後傾レースラップが飛び出したように、スプリント戦そのものが、電流のようにすさまじい勢いで敵を封殺するようなレースになりづらくなっているのが、全体的な大きな特徴です。

 過去10年のスプリンターズSを振り返っても、極端に前半3Fに傾斜が掛かったスプリンターズSは、2006年と2007年の2度のみ。2006年は豪州のテイクオーバーターゲットが、2007年はアストンマーチャンが自身のレースメイクでともに1着。しかし、直近7年は、前後半差約2.0秒以内のほぼ平均ペースで決着しています。

 これは玉砕型の逃げ馬がG1の舞台まで勝ち上がってこれないことと、前半3F33秒前後で行っても、容易にバテない高速馬場が影響しています。この秋のスプリンターズSの前哨戦、セントウルSもアクティブミノルの逃げで、スプリント路線のスローペース化を象徴するかのような、前半3F34秒0-後半3F33秒8の後傾ラップが出現し、前々、内々で決着しました。

 確かに今回は、スタート後の2F目までが下り坂でペースが上がりやすい中山芝1200mが舞台。しかし、それでも中山芝コースがエアレーション効果で高速化していることを考えると、ある程度のハイペースにはなったとしても、さすがに極端なハイペースにはならないでしょう。土曜日の2歳オープン・カンナSで1分08秒7が出ていたことを考えると、平均的な流れでおおよそ1分07秒台前半の決着になると見ています。

 また、今回はハクサンムーンを管理する西園師が「今度はハナ」と逃げ宣言をしていますが、今のハクサンムーンが逃げられるかは怪しいところもあり、もともとそこまでテンが速いタイプでもないので、超ハイペースというレベルの逃げは出来ないでしょう。また、先週の土曜日は前々、内々でも、日曜日はペースが上がってやや緩和されたように、スプリンターズS当日も、前日の土曜日ほど前々、内々が有利ではなくなると見ていますが、それでも外枠というのはやや割り引いて予想を組み立てたいです。

 よって、◎は昨年の新潟で行われたスプリンターズSは、速めの流れを先行して5着でしたが、この夏に更に力をつけてアイビスサマーDと北九州記念を2連勝したベルカントを推します。特に前走・北九州記念は、前へ行った3頭が16-18着を独占する厳しい流れでしたが、その流れを先行して勝利した内容がとても優秀でした。今回は北九州記念ほどペースが上がらないと見ているので、この馬の上位争いを期待します。

 ○は速い流れを先行策から押しきった前々走のヴィクトリアマイルが強かったストレイトガール。休養明けの前走・セントウルSは、前々、内々が有利の流れの外枠で終始外々を回ったために実に惜しい4着に敗れましたが、能力の一端は示すことが出来ました。今回は内枠で一時は本命も視野に入れましたが、昨年の函館スプリントSで2番枠を引き、直線で詰まってほとんど追えずの11着に惨敗した経歴がそれを許しませんでした。ストレイトガールはかつてよりも一列前で競馬が出来るようになってはいますが、存分に能力を発揮するには内枠すぎるような気もします。1番枠のリッチタペストリーがきっちり前に行き切ってくれれば大変競馬がしやすいのですが、楽観的に考えると悪いほうが出てしまうのが競馬なので対抗までです。

 ▲は芝馬が勝つことが多いオールウェザーで行われた一昨年のドバイ・ゴールデンシャーヒンで2着の実績があることから、芝をこなせる下地はあるはずの(1)リッチタペストリー。確かに現状の芝での実績は、今年の高松宮記念を制したエアロヴェロシティよりも一枚落ちるものがあります。しかし、前走のクリスフライヤー国際スプリントは、スローの雁行状態の外枠で、どんどん位置取りを悪くしたあたりから、9頭立ての5着という結果があまりあてにならないレースでもありました。振り返れば、ロードカナロアが圧勝した一昨年の香港スプリントでもレースメイクして、後続の決め手に屈しながらもしぶとく伸びていたこと、4走前の米国のダートG1・スプリントCSを芝レベルの1分07秒5で走破したスピードの持ち主であることを考えると、一発あっても不思議ないでしょう。前の位置を取りに行く前提ならば、今回の1番枠も絶好枠と言えます。

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