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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

9月21日 中山11R セントライト記念(G2)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 秋の3歳中距離王決定戦。菊花賞トライアルということになっていますが、菊花賞で勝ち負けを目指す馬は翌週の神戸新聞杯に行くのが普通です。セントライト記念には、より中距離志向の強い馬が集結する傾向が強まりました。菊花賞だけではなく、中距離路線の登竜門としての意味合いも併せ持つようになっています。

1.春の実績馬の壁は高い

 2歳戦の早期化に伴って春の実績馬の壁は高くなっており、春のクラシックに間に合わなかった馬がそれを逆転するのは容易なことではありません。ダービーで一桁着順だった馬は過去10年のこのレースで[3-2-2-9]。ダービーに出たということだけでも高い評価が必要で、そこで好走したのならばなおさら信頼度が高まります。

2.スピードと器用さが問われる

 直線が短いコースで行われる(昨年は新潟内回り)という性格上、ある程度早めに動けるスピードと器用さが必要とされます。去年の3着馬タガノグランパは芝1400mのファルコンSの勝ち馬でしたし、一昨年の勝ち馬ユールシンギング、2010年の勝ち馬クォークスターなど、前走1800mから臨戦した馬がこのレースを3勝(過去10年)。より短い距離での実績には注意が必要です。

3.中山重賞の実績馬に要注意

 内回りと外回りの違いこそあれ、春に中山中距離の重賞で実績を挙げていた馬は、コース適性という部分で小さくないアドバンテージを持ちます。とくに、皐月賞、弥生賞、京成杯という中山芝2000m重賞で連対実績があった馬は、新潟開催の昨年を除く9年間で[2-2-1-4]。高いレベルでの中山実績は無視できません。

 ブライトエンブレムは弥生賞2着で皐月賞でも4着。追い込み馬ですが力強いマクリ脚があるので中山は合っています。蹄のトラブルでダービーは断念しましたが、無理をしなかったことが吉と出たようで、早めに帰厩して態勢は万全です。春の「三強」不在ならば、実力的に一歩も譲れません。

 サトノラーゼンはダービー2着馬。立ち回りが上手な馬ですから、初コースも問題ないでしょう。キタサンブラックはスプリングSを勝って皐月賞でも3着。中山は脚質的にぴったりで課題は距離だけでしょう。ベルーフは古馬に挑んだ小倉記念では外を回りすぎたのが響いて2着。中山では京成杯勝ちがあり、終いがもつれるようならまとめて差し切るだけの力量を持ちます。

 ミュゼエイリアンは毎日杯の勝ち馬ですが、広いコースの方が持ち味を活かしやすいようで、今回は鞍上の手腕が頼みになります。レッドライジェルは山吹賞を勝ったときに上がり3F33秒7という切れ味を披露しており、当時と同じコースに戻って反撃に期待します。ミュゼゴーストはラジオNIKKEI賞の2着馬で中山にも良績があり、相手強化でも先行力を活かせれば。

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