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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

9月13日 中山11R 京成杯AH(G3)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 秋競馬の到来を告げるマイル重賞。昨年は新潟競馬場で行われたため、中山での開催は2年ぶりになります。GIを目指すようなクラスは、ひとつ後ろの毎日王冠や富士Sあたりから始動するのが通例でしたが、今年は若干様相が違います。サマーマイルシリーズの勝者2頭に、3歳の有望株も複数顔を揃えて、重賞勝ち馬が7頭を数えるという、このレースとしてはあまり例を見ないほどの豪華メンバーになりました。

1.格より調子

 季節の変わり目で、使い詰めの馬と休み明けの馬が入り乱れて難解なメンバー構成になりがちですが、一貫しているのは「惨敗馬の巻き返しは難しい」ということ。「格はともかく前走で勝っていた」という馬が最近10年間で[6-1-1-9]。それほど数が多くない上に最近5年間は5連勝していますから、この組には最大限の敬意を払うべきです。

2.主力は5歳馬

 5歳馬は過去10年で[6-4-1-27]。勝率は15.8%、連対率は26.3%で、3歳(9.5%、14.3%)、4歳(9.1%、13.6%)を大きく上回っています。このレースに関しては、キャリア豊富な5歳馬の壁が低くないようです。

3.待機馬よりも夏競馬組

 真の一流馬は使い出しがもう少し遅くなるので、この時期の待機馬は「レベル自体が微妙である」という事情もあって、順調に使われている馬に分があります。中2週、中3週の馬が[5-4-3-25]に対して、それ以上間隔が開いている馬(半年以内)は[4-6-7-63]。休み明けのハンデを軽く見ることはできません。

 レッドアリオンは今年になって重賞を2勝と本格化。長い直線向きのイメージもありますが、中山でもオープン特別を好タイム勝ちした実績があります。GIとなるとまだ荷が重いものの、綺麗な馬場でスピードが活きる競馬ならば崩れることがなくなっていて、GIIIレベルならば一枚上の実力馬と考えます。

 シャイニープリンスの関屋記念6着は間隔が開いていたぶん最後厳しくなったという内容。オープンでの好走実績がある中山に替わって前進は必至です。スマートオリオンの前走は長い直線で集中力が切れたという敗戦。状態面に陰りはなく、過去3勝を挙げている中山で巻き返しを期します。

 アルマディヴァンにはまだサマーマイルシリーズ制覇の可能性があります。当コースにも勝ち鞍がありますし、ハンデ戦に戻るのも好材料。このレースに強い5歳馬という点も強調できます。ケイティープライドは前走で準オープンを勝ったばかりですが、大崩れのない堅実派で立ち回りも上手。数少ない「前走1着馬」ということで注目したい一頭です。

 アルビアーノは芝では4戦3勝、NHKマイルカップを2着したようにこの路線では世代上位の素質馬ですが、今回は単純計算で時計を1秒ほど詰める必要があります。先行馬だけにスピード面のギャップには神経質になりたいところ。グランシルクはNHKマイルカップでは1番人気を裏切りましたが、3戦3連対の中山芝1600mのほうが安定感があります。

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