の予想

4月19日 中山11R 皐月賞(G1)

  • 複勝

    1点

    14

    5000円

  • 馬連

    流し

    2通り

    14

    相手

    5

    8

    各1500円

  • 馬連

    流し

    2通り

    14

    相手

    2

    15

    各1000円

購入:10000円(5通り)

このレースの収支

払戻:0円
収支:-10000円

の見解

 皐月賞が行われる中山コースは昨年暮れから、根付きが良く、密度の濃いエクイターフが導入され、「皐月賞を良い馬場で」をテーマに、馬場造園課の方たちががんばってきました。その甲斐あってか、今年の皐月賞は、手前でかなり雨が降ったにもかかわらず、高速馬場で行われます。メンバー「?」の土曜日の山藤賞(3歳500万下)・芝2000mで2分を切ってきたことから、これまででもっとも高速馬場の皐月賞と考えていいでしょう。

 高速馬場の皐月賞と言えば、一番思い出されるのがロゴタイプが勝った一昨年。この年も中山のこの時期としてはかなりの高速馬場でしたが、皐月賞では大方の予想に反して前がぶっ潰れました。この日は逃げ馬天国で皐月賞の前のレースでは全て逃げ切りが決まったために、騎手の意識が前へ、前へと向き、その後スプリントGIを勝つことになるコパノリチャードのセフティーリードを許さず、先行勢が積極的なレース運びをしたために、結果、先行馬が総壊滅したのです。

 さて、今年は? やっぱりG1の舞台となれば、前でギャンブルを打つ騎手が出現するでしょうね。その手前のレースで逃げ切りが決まるほど、そういう動きをする騎手が現れる可能性が高いです。しかし、逃げたい馬はゆったりとしたレースばかりしてきたことの弊害か、スピリッツミノルを筆頭にテンのスピードがそれほど速くないので、行きたくても行ききれず、レースが終わってみればやっぱりスローの前残りという可能性もあるかもしれません。個人的には、ロゴタイプが勝った年の逆パターンの高速馬場を想定しています。

 前でギャンブルを打つ騎手ということで真っ先に思い浮かぶのが、今回、自由度の高い外枠に入った横山ノリ騎手のクラリティスカイです。この馬は3走前のいちょうSをレコードタイムで勝利しているように、高速馬場適性は高いものがあります。今回のメンバーを相手に末脚比べに持ち込むと朝日杯FSの二の舞になる可能性が高いので、逃げずとも序盤でリードを奪いたいはず。(そうはいっても、朝日杯FSでも3着とけっして悪い内容ではありませんでしたが)

 また、この馬は皐月賞の黄金穴馬パターンにも該当しているので、かなりしぶとく粘る可能性が高いでしょう。皐月賞の黄金穴馬パターンとは、最重要トライアルである弥生賞もしくはスプリングSに出走し、オーバーペースに巻き込まれて能力を出し切れずに失速することです。弥生賞当日は、タフな馬場で序盤スローでも中盤から緩みのないタフな流れ。2番手を追走した1番人気のシャイニングレイが7着まで失速したように、明らかにオーバーペースでした。前走で苦しい流れを経験したことで、今回で粘りが増す可能性が高いでしょう。

 確かにクラリティスカイは、昨年よりもハイレベル戦の今回のメンバーに入ると、能力トップクラスの1頭でしかありませんが、黄金穴馬パターンで更に展開の後押しがあるとなれば、十分通用すると見て、この馬を本命◎としました。この馬以外では、穴が開く気がしないというのが、本当のところでもあります。

 ○は昨年暮れの新馬戦で芝中距離の新馬戦としては世代最高のPP指数で勝利した優等生リアルスティール。続く共同通信杯を勝利。前走のスプリングSでは脚を余して2着でしたが、余力を残せたという意味では最高の前哨戦だったと言えるでしょう。普通にレースの流れに乗れれば有力であるという評価は当然です。4コーナーで外を回らされ過ぎてしまい、届かずというパターンが一番考えられそうな負けパターンではあります。

 ▲は3戦3勝馬サトノクラウン。前走の弥生賞は完勝でした。問題はこの馬の潜在能力がどこまでの高さにあるのかということでしょう。先週の桜花賞でのルージュバックは思いのほか潜在能力が低く、きさらぎ賞での高いパフォーマンスがダメージを残すという結果となってしまいました。サトノクラウンは、さて、どうなるでしょうか。

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