最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします
※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。 安田記念を決勝とするならば、マイラーズCと京王杯スプリングCが準決勝。ダービー卿チャレンジTはいわば準々決勝に当たる位置づけになります。 春の重賞戦線の中ではどちらかというと地味な扱いになりますが、ダイワメジャーやショウワモダン、トウケイヘイローのように、ここからGI戦線に羽ばたいていった馬も少なくありません。ハンデ戦ながら、勢いだけでは勝ち切れないレースです。 1.先行有利 マイル戦は原則的に差し馬有利の条件ですが、中山では事情が異なります。このレースでも4コーナーで4番手以内だった馬が近5年で4勝。そのうち2頭は4角で先頭に立っていました。強い先行馬が実力を発揮できるレースと言えます。 2.中山での重賞実績に要注目 昨年の勝ち馬カレンブラックヒルは3歳時に同コースのニュージーランドTを勝っていました。一昨年のトウケイヘイロー、その前のガルボはいずれも朝日杯で4着していましたし、2010年のショウワモダンはスプリングS4着、その前のタケミカヅチは弥生賞3着で皐月賞2着。中山での重賞実績は、内外回り問わず要チェック項目です。 3.主力は4・5歳馬 ハンデ戦ですから、勢いとフレッシュさがある馬でないとなかなか勝ち切れません。過去10年のうち、4歳馬が3勝で5歳馬が6勝。リピーターは年々着順を落とす傾向があり、注意が必要です。 クラリティシチーは前走の東風Sを鮮やかな差し切り勝ち。これまでの勝ち味に遅いイメージを払拭しました。中山ではスプリングS3着の実績があり、重賞メンバーに入っても位負けしません。 モーリスはそのスプリングSで4着。気性難があって出世が遅れましたが、転厩してからは2戦2勝と素質が開花しました。スタートが不安定で位置取りがカギですが、55kgで出走できるのは有利。マイネルメリエンダはほとんど凡走がない馬で、重賞でも差のない競馬を続けています。5戦して4回馬券圏内に入っている中山替わりで前進を期待。 シャイニープリンスは重賞だとあと一歩詰めの甘い現状ですが、ハンデ戦替わりで1kg減の56kgならばもうひと押しが効く可能性も。クラレントはGIIIでは実力的に一枚抜けた存在ですが、今回は久々と58.5kgのトップハンデが問題になります。 アーデントは中山では弥生賞3着の実績があります。稍重から不良で3勝を挙げており、馬場が渋るようなら戦力アップ。ラインスピリットはオーシャンSでハクサンムーンを追いかけて見せ場たっぷりの4着。マイルまでならば守備範囲で、器用さと先行力はここでも脅威です。
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