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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

3月28日 中山11R 日経賞(G2)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 春の天皇賞に向けた東の最終ステップ競走。すでに名を上げているスターホースは阪神大賞典や大阪杯から始動するのが通例ですが、昨年の天皇賞で1-3着したフェノーメノ、ウインバリアシオン、ホッコーブレーヴはいずれも日経賞をステップにしていました。本番に向けて疲労を残さない距離と間隔で、むしろ最適なステップと考えてもいいレース条件なのかもしれません。

1.GI好走馬が強さを見せつける

 すでにGI連対の実績がある馬が前年秋以来の休み明けで出走してきた場合は、そのほとんどが人気に応えています。昨年のウインバリアシオン、一昨年のフェノーメノ、2008年のマツリダゴッホなど。スタミナと実績がある馬ならば小回りも問題にしません。

2.6歳馬が主役、ベテランが幅を利かす

 過去10年のうち阪神開催を除いた9回では6歳馬が3勝、7歳馬と8歳馬が1勝ずつ。本来主役を務めるべき4、5歳馬は合わせて4勝と劣勢を強いられています。中山では若さよりもキャリアが優先されます。

3.B級サンデーの大駆けに注意

 昨年10番人気で2着したホッコーブレーヴはマーベラスサンデー産駒。マーベラスサンデー産駒では2007年にもネヴァブションが勝っています。2012年の勝ち馬ネコパンチはニューイングランド産駒。リーディング下位のサンデー系種牡馬たちも、このコースではディープインパクトやハーツクライと互角の戦いができています。

 フェノーメノは春の天皇賞を2連覇したスタミナ自慢。9ヶ月ぶりと順調さを欠いていた昨年の日経賞こそ5着に沈みましたが、一昨年の同レースは快勝しています。今年は何の不安もなく来ていますし、まだ6歳ですから主役の座は譲れません。クリールカイザーはAJCCで待望の初重賞制覇を果たしました。じわじわ力をつけた6歳馬で今が旬。このコースでも再三好走歴があり、今回も好勝負が期待できます。

 ウインバリアシオンは昨年の勝ち馬。脚元に爆弾を抱えていますが、今回は予定通りに調教を積めています。休養期間が長かったこともあり、まだ衰えるような年齢ではありません。サウンズオブアースは昨秋の菊花賞の2着馬。勝ち味に遅い面があってまだ2勝馬ですが、上がりを要するコースで切れ味不足をカバーできる可能性があります。

 ホッコーブレーヴは昨年の2着馬。蹄に不安があって冬場は体調が一息でしたが、暖かくなる季節になって巻き返しがあっても驚けません。アドマイヤデウスは日経新春杯の勝ち馬。もともと素質を評価されていた馬で、ズブさがあるので距離延長も良さそう。ラブイズブーシェはダイヤモンドSではレースをやめてしまった形で大敗しましたが、時折そういう面を出す馬です。このコースでは有馬記念で4着した実績もあり、一変があっても不思議ありません。

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