最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします
※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。 かつてシーザリオやキストゥヘヴンがここをステップに桜花賞で連対したように、桜花賞の最終便という側面がありましたが、最近ではむしろオークスへ向けたステップ競走という位置づけに変わりつつあります。中距離路線へと舵を切った牝馬の素質馬が集まって、アネモネSよりはメンバーが揃う傾向があります。 だからといってすんなりとは収まらないのがフラワーCの難しいところ。昨年ものちの秋華賞馬ショウナンパンドラが1番人気に推されながら5着に敗れたように、1番人気は現在6連敗中。簡単には勝ち切れなくなっています。 1.逃げ・先行馬が安定感 ショウナンパンドラが5着に差し遅れた昨年が先行勢による決着。一昨年のカラフルブラッサムもそうですが、スタートが悪い人気馬はレースぶりが安定しません。このコースで信頼できるのは先行力がある馬です。 2.良馬場ならば大型馬 昨年の勝ち馬バウンスシャッセは516kg、一昨年の勝ち馬サクラプレジールは474kg、重馬場の2012年と阪神開催の2011年を飛ばして2010年の勝ち馬オウケンサクラは486kg。キレよりパワーの中山コースで、パワーの裏付けとなる馬体重は要チェックです。 3.新馬・未勝利上がりが好勝負 一昨年は新馬・未勝利戦からの臨戦となった馬が1-3着を独占しました。前走1着馬が過去10年で7勝を挙げているように勢いが重視されるレースなので、新馬・未勝利を勝ってここに臨む馬は格下といって侮れない魅力を秘めています。 ノットフォーマルはフェアリーSが大穴での逃げ切りでしたが、もともと芝では大崩れしたことがない馬。洋芝の札幌で2連対しているようにパワーを要する競馬場でしぶとさを活かす形が合っています。自分の形で競馬ができればここも簡単には止まりません。 ディアマイダーリンは赤松賞の勝ち馬ですが、赤松賞はメンバーが揃っていたので牝馬重賞に入っても上位の評価が妥当です。ローデッドはフェアリーSでは大外枠を克服しての2着。距離が延びるのは歓迎で、今回は斤量差もあり前走の着順を逆転するチャンスです。 アースライズは未勝利を勝ったばかりですが、素質馬がようやく軌道に乗った印象。先行してしぶとい脚質は重賞でも侮れません。ジュエルメーカーはダートでの勝ち上がりですが、母はラジオNIKKEI賞の3着馬でしたからこの条件なら一発があっても驚けません。 ロッカフラベイビーはクイーンC7着ですが、メンバーの揃っていた一戦で大きく離されていませんし、中山ではひいらぎ賞3着の実績があります。サトノフラリッシュは新馬戦が3馬身差の圧勝でした。500kgを超える大型馬でパワーは充分、大勢逆転の可能性を秘めます。
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