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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

3月1日 中山11R 中山記念(G2)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 2011年のヴィクトワールピサ、昨年のジャスタウェイと、この4年間で2頭もここのレースから世界チャンピオンが巣立っていきました。京都記念とともに、近年急速に価値が高まっているレースです。

 とはいうものの、1番人気の連絡みは過去5年間でヴィクトワールピサの1回だけと、豪華メンバーが顔を揃えるわりには順当に収まらない傾向があります。今年はイスラボニータ、ロゴタイプ、ヌーヴォレコルトという三頭のクラシックホースの激突で注目を集めていますが、はたして三強で堅い決着になるのでしょうか?

1.格がものを言う

 昨年は中山コースが不安視されたジャスタウェイが58kgを背負いながら圧勝。一昨年57kgで1着したナカヤマナイトも、すでに重賞を2勝していた実績馬でした。開幕週の中山と言っても、このレースはいつも厳しい流れになって最後はスタミナ勝負になります。斤量を背負っている実績馬が格の違いを見せつける決着になるのが通例です。

2.リピーターレース

 過去10年では、カンパニーが2勝、バランスオブゲームが2勝。また2007年の勝ち馬ローエングリンは2003年にも勝っていました。バランスオブゲーム、ローエングリンの2勝目はいずれも6番人気でしたから、近況が冴えなくて評価が落ちていても、このレースで好走歴がある馬からはマークが外せません。

3.マイル実績を重視

 スタンド前発走で内回りコース使用。ほとんど一周息が入らない忙しい競馬で、マイル戦に近いラップ推移になります。昨年のジャスタウェイもマイル重賞勝ち馬でしたし、2012年2・3着のシルポート、リアルインパクトも同様です。

 イスラボニータは最後のひと押しに欠ける面があって、ダービー、天皇賞と東京競馬場の大一番は勝ち損ねましたが、小回りの中山ならばその心配は無用です。スピードと反応の良さが最大の武器で、1800では3戦3勝。この距離では無類の安定感を誇ります。

 ステファノスは初の古馬挑戦となった富士Sを快勝したように、マイラーとしての素質の高さは折り紙つきです。中山コースでは皐月賞の5着があり、小回りも苦にしません。ロゴタイプは中山金杯を強気の攻めで2着。詰めの甘さは依然として残りますが、小回り中山で57kgならば上位は安定という存在になります。

 ナカヤマナイトは一昨年のこのレースの勝ち馬。近走は一時期の大スランプからは脱している気配が見られます。流れに乗れれば。マイネルフロストは前残りのAJCCをよく追い込んで4着。1800mは毎日杯を含めて過去に3勝を挙げている得意距離です。

 タガノグランパは前走大外枠に泣く形で10着に敗れましたが、着差は0.5秒。小回りコースではセントライト記念の3着があり、巻き返しがあって不思議ありません。ヌーヴォレコルトは昨年のオークス馬。1600-1800にも実績がありますが、同世代の牝馬を相手にしたもので、牡馬のトップクラスを相手にする今回は簡単な競馬にはならないでしょう。

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