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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

1月18日 中山11R 京成杯(G3)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください

 皐月賞と同じコースで行われる3歳重賞。同じ条件で年末のホープフルSが昨年から重賞に昇格しており、今年はその敗者復活戦という趣もあるメンバー構成になりました。

 2010年にはのちのダービー馬エイシンフラッシュがこのレースを制したことがあります。また、一昨年の勝ち馬フェイムゲームは古馬になってから長距離重賞を2勝しました。中山芝2000mは若い馬にとってはタフな条件なので、潜在的なスタミナの持ち主が素質を開花させる場面がしばしば見られるレースとなっています。

1.前走1着馬が強い

 昨年はGIの朝日杯フューチュリティS帰りのプレイアンドリアルが巻き返しを決めましたが、基本的には前走1着馬が強いレースです。重賞でのチョイ負けよりは、新馬・未勝利や500万条件を1着して勢いがある馬の期待値が高くなっています。

2.先行押し切りは困難

 最近3年間はいずれも差し・追い込み馬によるワンツー決着となりました。頭数が落ち着いた2010年こそ先行馬によるワンツーでしたが、フルゲートに近い年は展開的に先行馬が恵まれにくいレースになっています。

3.中山実績を重視

 去年の3着馬アデイインザライフ、一昨年の勝ち馬フェイムゲームのように「実績は中山芝2000mでの新馬(未勝利)勝ちのみ」という馬がしばしば穴を開けるレースです。小回り急坂の中山は特殊なコースですから、ここでの実績は最大限に尊重すべきでしょう。

 ベルーフはこのレースと相性のいいエリカ賞の勝ち馬。ここまで3戦2勝で、牝馬の大物と目されるルージュバックに負けただけという戦績です。小回りで早めに動ける器用さもあり、スタミナ勝負になる中山替わりも歓迎でしょう。

 バルビエールは休み明けとなった中山芝2000mの未勝利戦を快勝。大型馬で一度使われた上積みは大きく、重賞でも素材的には見劣りしません。クラージュシチーは東京スポーツ杯で人気を裏切りましたが、上がりが速すぎたのが敗因で、コーナー四つの距離で自分の競馬ができれば見直せます。

 タケルラムセスは寒竹賞を勝って2戦2勝。前走も余裕充分の快勝で、地味ながらまだ底を見せていません。さらにメンバーは強化されるものの、勝負強さには要注目です。ナスノセイカンは初芝となった前走の中山芝2000mの未勝利戦を追い込み勝ち。いかにもハーツクライ産駒らしいスタミナの持ち主で、再度中山コースなら前走の再現も考えられます。

 コスモナインボールはメンバー中唯一の3勝馬で、立ち回りの上手さは侮れません。ソールインパクトは相手なりに走れる安定株で、戸崎騎手への乗り替わりで再注目。

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