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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

10月24日 東京11R 富士S(G3)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 マイルチャンピオンシップへの前哨戦。ただし、超のつく一流馬は毎日王冠から始動するのが通例なので、ここは一枚落ちるクラスによる争いになります。能力的にそれほど大きな上下差がないなかに多くの馬が密集しているゾーンであり、実力馬が人気薄で埋もれていることがしばしばあります。シャイニープリンスは昨年2着で一昨年も3着していますが、人気はそれぞれ12番人気と14番人気。2012年3着のヒットジャポットも14番人気でした。

1.高速馬場の瞬発力勝負で軽量馬有利

 軽量馬といっても牝馬は前週の府中牝馬Sに回ることが多く、ほとんどは3歳馬ということになります。過去10年このレースに54kgで出走した3歳馬の成績は[3-0-2-19]。また、過去5年で馬券圏に入った3歳馬6頭(55kg以上も含む)の人気は14、5、3、5、13、2ですから、少々能力が足りないように思われても、狙ってみる価値は充分です。

2.休み明けの馬は不振

 過去10年間、中9週以上の休み明けでこのレースに出走した馬は[1-2-1-51]と不振です。それほど能力的に抜けているわけではないクラスの馬の休み明けですから、一枚割り引いて考えるのが妥当といえるでしょう。夏場か秋にひと叩きしている馬を中心視するのがセオリーです。

3.高齢馬は割り引き

 昨年1番人気に支持されて7着に敗れたダノンシャークは6歳でした。かつてこのレースでは高齢馬が活躍した時期もありましたが、最近では様変わりしています。ここ5年間の勝ち馬は3歳、4歳が2頭ずつで5歳が1頭。近4年間は5歳以下しか馬券に絡んでいません。スタミナが要求されるマイルCSならともかく、スピードと瞬発力が問われる富士Sはベテランが持ち味を発揮しにくいレースになっています。

 グランシルクはNHKマイルCでも1番人気に支持された素質馬ですが、重賞タイトルに恵まれていないために54kgでここに出走できるのは有利です。京成杯オータムハンデは4着とはいえタイム差はなし。プラス12kgという大幅馬体重増の一戦を叩かれた上積みも大きいはず。

 フルーキーは重賞では善戦マンに留まっていますが、ポートアイランドSを快勝した勢いは軽視できません。5歳馬ながら丸1年の休養期間があるのでこの秋が充実期になりそう。サトノアラジンは好メンバーだったエプソムCで1番人気2着。能力はすでにGIIIで通用するだけのものを示しています。大型馬だけに休み明けがどうか。

 シャイニープリンスは去年のこのレースで2着、一昨年も3着。昨年同様の臨戦過程で来ていて今年も侮れません。ヤングマンパワーは重賞で連続3着と力をつけていますが、今回斤量が1kg増えるのは他馬との比較ではマイナス。ダノンプラチナは皐月賞以来の久々ですが、実績が2歳時のものなので54kgで出走できるのは有利で、大勢逆転の目も。クラリティスカイはNHKマイルCの勝ち馬でこのコースは大の得意ですが、古馬を相手に57kgを背負うのは楽ではなく、抑えまでの評価。

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